2011年の11月から4年続けた基礎クラスをようやく卒業(!?)して、1つ上のレベルのポワントもあるレッスンに行き始めました。
そのレッスンのはじめはバーを使ったウォームアップだったんですけれど、その前に毎回先生がバーの上にアシをのせて「足裏の3点」について説明してくださいました。前述の「インサイド・バレエテクニック」にも『よく機能している足では、カカト、オヤユビ、コユビの3カ所で、体重が支えられます。足の前側のほうに、よりたくさんの重さがかかります』とあったのですけれどぜんぜん記憶にありませんでしたし説明を聞いてもピンときませんでした。要するにワタシの足は『よく機能している足』ではなかったんです。「つま先に7割カカトに3割」というのは習って知っていたんですけれど正しいつま先重心ではありませんでしたけれどそういう自覚もありませんでした。ふしぎなもので毎回「足裏の3点」の説明を聞いているとなんとなく記憶にインプットされてその存在を意識するよになり「どんなかんじかな?」とは考えるようになりました。
そのレッスンでは先生が全員に向けてかなり細かく注意してくださっていたので腕がおざなりになっていたワタシにはとてもタイムリーでした。「アンバーもアンナヴァンもアンオーも腕の長さは同じ」などの基本中の基本なのにぜんぜんできていないことやバーレッスンでちょっとしたつなぎのとき腕を一度アロンジェにして顔もつけることなど細かいことを教えてくださったのがとても勉強になりました。顔をつけることなんですけれど、ちょうど頚椎をのばしてそれなりに筋力もついた頃だったもののまだアタマの位置がよくわからない状態でそうすると顔のつけかたもまだとってつけたようなかんじだったような気がします。腕のほかにも先生は「ニケツ!!!(おしりが後ろにはみだしている)」としょっちゅう全体に注意されていたんですけれどその頃は骨盤前傾で中殿筋がつかえていなかったのでできませんでした。この種の課題は直そうとしても根本的に変えないときちんとできるようにならないことも多いです。それからアレグロのときだけではないんですけれど上体のつかいかたを詳しく説明してくださいました。そのほか「それはやりすぎ。品がない」というクラッシックバレエならではの注意も結構ありました。
それからセンターではピケパドブレ、シャッセパドブレ、トンベパドブレのちがいをはっきりさせるように等、気をつけないと全部おなじになってしまうこともいろいろ教えていただきました。
ポワントレッスンは足指のエクササイズからはじまりました。自分で足のマッサージをして、それからつま先のエクササイズをしました。そのとき個別に指の動かし方をなおしていただいたり、目標は前アーチをつくること等を教えていただきました。このエクササイズがやはり去年の夏からO脚の筋肉バランスを親指側にも体重をのせて矯正しようとしたときとても役に立ちました。
1時間だったのでバーでライズアップやパッセ、ピケなどこれまでの基礎のレッスンでやっていたようなことが一通りとセンターではパドブレクリュのアダージオやエシャッぺ、ピケアラベスク等、基礎ともう一つのポワントレッスンの中間ぐらいの内容でした。それ以外にもポワントでドゥミでもなくアテールでもない歩きかたなどもここで教えていただきましたけれどもむずかしくてできませんでした。
もうしばらく続ける予定だったのですけれど人気のレッスンで予約定員制になったので「そろそろ上のレベルに行くためにいろいろなレッスンをうけよう」ということで昨年秋に終了しました。
去年はこのほかにもいろいろなレッスンを受けたのでいろいろな組み立てのレッスンでいろいろな角度から直していただいたりしたことでこれまでわからなかったこととつながったりしました。例えばおなじトピックでも説明のポイントが「脇」からだったことを「みぞおち」をポイントにした説明だとわかったりということも。普段受けたことがないレッスンを単発で消化するのはやはり難しく、ごく基本的なことでできないことがあらわになったりするので冷や汗が出たことも少なくありません。
次回「ヒザをのばす」までの経過とバレエ以外の要因についてで完結予定です。