ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

骨格の配列がよくなかったのにターンアウト効果を得られた理由(その三)

2013年05月17日 | バレエ

それで2010年の夏ごろから両手バーの基礎クラスにプラスして別の「初心者OK」表示のない片手バーの基礎クラスを受けるようになりました。

 

そのレッスンはプリエから始まってタンジュ、ジュテ、etc.と続き、それぞれでアテールからルルベ、クペ、パッセ、アチチュードでバランスをとるというパターンが毎回ほとんど同じだったので当時のワタシにとっては90分のオーソドックスなバレエの流れに慣れるのにすごく役に立ちました。センターもアダージオ、タンジュ、グランバットマン、ピルエットアンデオールとアンデダン・ピケ、シェネなどがが入ったアンシェヌマン、アレグロ、グランパディシャが入ったアンシェヌマンでこのパターンも毎回ほぼ同じでしたので慣れるのに(できるのにではない)とても役に立ちました。そのレッスンだとピルエットもダブルで回る人もけっこういたので2回転にときどきトライしていたのですけれどやはりシングルにしてしまうことが多かったです。今考えると骨盤の前傾で腰まわりが弱かったというだけではなくO脚の筋肉のバランスが悪かったので単純に回りにくかったんだとおもいます。

 

ただ2回転するとよろけるというのは明らかに姿勢に問題があるというのが自分でもわかっていたので2回転より姿勢を優先したということもあります。なぜ姿勢を優先したかというと、はじめたばかりのころレッスンを受けても先生の指示がさっぱりわからず「インサイド・バレエテクニック 正しいレッスンとテクニックの向上」(ヴァレリー・グリーグ著、大修館書店)を読んだらますますわからなくなったんですけれど「テクニックを向上して上級をめざすなら姿勢は厳密に」という旨の記述があり、年に1度ぐらい読み直して理解できるところが増えているかチェックしていました。でも自分でできないことは解剖学的なことを読んでも感覚としては理解できなかったのでそういうところだけ漠然とイメージとしてインプットしていました。 

 

肝心の両手バーから離れられなかったため後回しになっていた問題の腕は「脇からつながるといいね」みたいなかんじの指摘を受けたぐらいおぼつきませんでした。とにかくアンバーが定まりませんでした。

 

毎週ほぼ同じ内容だったにもかかわらず目に見える進歩というわけにはいかず1年弱お世話になってようやく「違うパターンにも挑戦できるかな!?」という感じになったところでちょうど2年前の今頃から1つ上のレベルのレッスンを受けるようになり(内容についていけたわけではありません)ポワントも両手バーからセンターにこわごわ出たのでした。

 

 続く

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