小浜 2泊
2日目 ラムサール条約湿地登録の三方五湖 レインボーライン、小浜市内
小浜に2泊したのは北陸のどこか1ヵ所は温泉でのんびり過ごしたいと思ったのですが宿の予約が1ヶ月前だったので人気の温泉宿はとれず検索サイトで探したら喫煙なら1泊どうにかとれるという状況でした。
さらに検索したら小浜は候補地ではなく温泉はなかったものの「里山オーベルジュ」というネーミングにひかれて連泊予約しました。
小浜市中心からも離れた静かな里山にあり希望すれば農業体験もできるようです。
お食事は地物の食材メインで盛り付けもきれいで小浜名物の魚の醤油漬けや(お魚市場の七輪焼き広場で買ってすぐに焼いて食べられるそうです)3年物の自家製へしこも美味しくいただきました。
初日は遅くなってしまったので翌日は近場を観光することにしました。
景勝地として有名な三方五湖にカーナビに表示された「レークセンター」を指定して行ったらすでに閉鎖されていたので驚きました。そこでレインボーラインという有料道路に入ったら斜面から鹿が飛び出してきたり(幸い上り坂でした)野生のサルを見かけりと景色以外も楽しめました。リフトの入口にあるコーヒーショップで「へしこキッシュ」もいただきましたがコーンやチーズと一緒だと案外普通のキッシュという感じでたべやすかったです。リフトを上がると湖を見下ろす天空のテラスと子供用のミニ遊園地があり親子連れも結構いました。
レインボーラインはすいていてマイペースで走りました。レインボーラインを出ると「いか丼」の看板が。ちょうどお昼だったので並んで食べてきました。肉厚のいかに山芋とうずらの卵が載ってたれのかかったどんぶりでした。個人的にはタレは自分で好みの量をかけたいかなという感じでした。下足フライ、ミミのソテーなどいろいろありました。漬物の代わりに大きな梅干しが一粒。
小浜に戻る途中三方五湖の道路脇のあちこちで農家自家製の梅干しが売っていました。走りながら「梅干しを食べる回数がいつの間にかめっきり減ったよね」と思いました。たまに思い出して買うくらいの頻度です。売っている袋詰めの梅干しの量とそのあたりのクルマの数が釣り合っていませんでした。
若狭小浜は箸の生産で有名だそうで途中のお店で食洗機対応の螺鈿細工の箸を購入しました。
小浜はガイドブックにはあまり情報がなかったので観光案内所に行きました。駐車場が満車だったので駅近くまで戻ってクルマを置いて歩いたのですが駅周辺はお茶休憩できるようなお店もなくシャッター街でびびりました。
観光案内所で重要伝統的建造物保存地区小浜西組でゴールデンウィーク中は無料解放している建物があると教えていただいたのですが、観光案内所の周りと鯖街道の起点のあたりでじゅうぶん雰囲気を感じられたのでフィッシャーマンズワーフにいきました。
途中鯖の棒寿司や小鯛の笹漬けの老舗が何軒かあり古い建屋も美しく維持されていて要冷蔵のお土産がかえないのは残念でした。
駐車場のクルマも多かったのですが中も盛況でした。フィッシャーマンズワーフは小浜観光の目玉、蘇洞門めぐり遊覧船の発着所でもあり水産加工品、お菓子、箸や工芸品などが売っていました。
その後食文化館に行き小鯛の笹漬けのメーカー毎の味の特徴(塩味、酸味など)の図の展示などを見学して道の駅に向かいました。
若狭おばま道の駅では「醤油香る鯖サンド」はすでに売り切れで梅ソフトをいただきました。
せっかくなので梅グラッセや葛粉も購入し、途中にあったとば屋酢
店でお酢を購入(宿の食事に使われていました)
翌朝に行く予定だった国宝明通寺にもせっかくだからと16時半過ぎにお参りしてきました。国宝の三重塔の写真はガイドブックで見ていましたが実際に行ってみると感動しました。時間が遅かったとはいえ訪れる人の少なさに鎌倉などの混雑ぶりと比較してしまいました。
交通の便の問題なのか認知度の問題なのか、時代の変化なのでしょうか。
日本遺産認定第1号 御食若狭の往来文化遺産群「御食国若狭と鯖街道」
10年後位したらまた訪れてみたい場所でした。