ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

コロナ後遺症の味覚障害は「味がしない」だけでは済まない!

2021年05月08日 | 健康ネタ
コロナ後遺症のひとつ、味覚障害は広く知られています。味がしないだけならしばらくガマンすればよいのではと思っていました。


ところが「40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた」(デイヴィッド・J・リンデン 河出書房新社)によれば「味覚には食べることに関してふたつの基本的役割がある。ひとつは食べ物を識別して口に合うかどうかを確認しやすくすること。つまり『おいしさと可食性』だ。もうひとつは消化と代謝活動の準備をすること。この準備により、栄養分が効率よく分解され、身体が利用できるようになる。・・・第2の機能は無意識のうちに働く。ではなぜ、代謝の準備というこの第2の機能が重要なのだろう。」


「味覚消失は、頭部や頸部のがんで放射線治療を受けた人に比較的多く見られる。口腔の放射線治療では味覚が失われることは珍しくない。患者への影響は甚大だ。最後に、頭部と頸部のがんで放射線治療を受け、結果として味覚を失ったE・M・マッカーシー・リーベンサール医師の言葉を引用して本稿を閉じることにしよう。」


ーーー 味覚を失うとはどういうことか?最も甘美な果実が燃えかすで、その果汁が銅と重炭酸ソーダの味がすると知ることか?あるいはホイットスタプルの牡蠣のおいしさはなめくじと変わらないと知ることか?頑張ってこの「燃えかす」を大量の水で飲み下しても、結局は急性消化不良を起こして嘔吐するだけだ。いずれにせよ患者は空腹は感じない。飢えるほうがまだ楽だーーー


味覚が引き起こす無意識の代謝反応のうち「炭水化物を口に入れたときの反応としては、運動能力の向上もある。アスリートが競技中にブドウ糖を摂取すると成績が上がることはよく知られている。この効果はブドウ糖(あるいはデンプン)を口に入れて吐き出したときにも見られる。ところが、カロリーのない甘味料のサッカリンを口に入れて吐き出した場合には、運動成績に影響はでない。つまり、味覚のシステムは刺激によってそれが代謝に関係する炭水化物かを判断し、運動能力に影響を及ぼしているようなのだ。その仕組みはまだ分かっていない。」


そこで思い出したのが薬膳の砂糖です。「早わかり薬膳素材 食薬の効能 性味 帰経」(源草社)をみると砂糖(白砂糖)は潤肺生清、緩急止痛・・・、氷砂糖は潤肺化痰止咳、補中益気・・・、黒砂糖は温中補虚、緩急止痛、活血化瘀・・・など同じ砂糖でも加工形態で作用が違います。ちなみに美容によいとされる八宝茶にはクコの実、白キクラゲなどに加えて氷砂糖が入っています。


薬膳は科学的にはエビデンスがないと否定的な意見もありますが味覚にはまだわからない部分も多いので砂糖と氷砂糖の違いなど試してみるのもよいかもしれません。


とはいえ砂糖を食べたらビタミンB1の摂取もお忘れなく(お酒を飲んだときもですね。タバコを吸ったらビタミンCのように)
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緊急事態宣言が5月末まで延長になったのでも

2021年05月08日 | Diary
昨年とは異なり自粛も慣れて緊張感はありません。


もう日付が変わって昨日になりますが夫を迎えに行ったら横浜アリーナの周囲に人だかりができていました。


強力高周波騒音(超音波/電磁波/放射線?)は相変わらずで今夜は上階の物音がにぎやかです。
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