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パイレート・クィーン

観て来ました。多くを望まずに行ったせいか(ごめん)、思ったよりは楽しめました。
以前、“セットは甲板だけの船だったりしてね~”なんて書いていて、驚いたことに実際もそれに近かったのですが、想像よりはキレイだったし(細かいことを言ったらキリはないが)。

ストーリーは・・・内容が薄い・・・。悪く?言えば、サン○オピュー■ランドの出し物か?だし、良く言えば、まるで絵本のようだわね。「むかしむかし、あいるらんどのちいさなしまに、ぐれいすというおんなのこがおりました・・・」的な。無理して大人目線でとらえるなら、各地の紛争も、女性同士なら案外簡単に決着つくのかも。政治はいまだに男目線で、母性とは縁が薄いから解決しないのか?・・と言ったところかにゃあ。

何かちょっと考えたくなると、それを阻止するかのよーにアイリッシュダンスシーンが入ってきて、雰囲気に流されつつ終わる感じ。猫にとっては深く考えてはいけないミュージカルの2番目の作品(1番目は「ダンス・オブ・ヴァンパイア」)。

演じている人については・・・やまぐちさんの実年齢を頭から抹消していれば、十分楽しめるのではないかと(ひどい言い草だ~)。見た目が若く違和感がないから余計に猫には何かむずがゆいものを感じるだけで・・・。
エリザベス女王は元々年齢不詳な役だし、グレイスは急速に成長するけれど、ティアナンには具体的なエピソードがあまりないから難しいのかな~。でもお歌は最初からかっ飛ばしなので、こりゃホントに体力勝負だわ・・・。一番良かったのは子供を云々、しみじみと歌う曲かなあ。

最後に二人が再会して、昔と同じ~と歌うシーン、歌詞があまりにもリアルで、心の中で「うんうん、そうだろうね・・・」と深くうなずいてしまったよ。

その他のお歌は・・・涼風さんはホントに難しい音程をよく・・・と思うし、保坂さんは声の質が不思議と誰とでもよく合うんだ。やまぐちさんとのデュエットでは、声質もパワフルさもいままでで一番相性が良かったな~。
あとグレイスとエリザベス二人のシーンは、元四季と元宝塚の対決だわ!と思った。

この作品の猫的な最大のツボは、新鮮なやまぐちさんが見れたこと。
“グレてやる~!”とばかりに泣きながら下手へ退場~なやまぐちさんなんて想像だにしていなかった!(しかも微妙にでんでん風味)。もしやどこかでアイリッシュダンスのステップでも特訓してるのか?と思わせながら(そんなこと想像してるのは猫だけだろうが)、実は岩陰でいじけていたティアナン~なんてのを見られるとは夢にも思わなかった!
猫はこの2点だけで満足です(笑)

カーテンコールで客席降りをしたのは・・・単にダンスステップを踏みたくなかったからと推測。

写真は新しいろっくりばーグッズのひとつ。「トートバック」とあったような気がするけど、小さい~(下に敷いているのが作品のプログラム)。あとは鏡とTシャツがあったけど、Tシャツはデザインが激しく微妙だったな~~。
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