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エルミタージュ展の付記

印象の深い絵があまりなかった・・・と書いたが、ちょっと気になっていた絵はあったのだ。
「女帝マリア・アレクサンドロヴナの肖像」というの。1857年に描かれた絵で、ちょっと哀しげだけれど、とっても美人さんで。
女帝となっているので??だけど、普通にロシア皇帝のお后だった方。出身はドイツ(ロシアの王家はドイツと縁が深いよーだ)。お嫁さん探しに来ていたロシアの王子に見初められて、母親の反対を押し切って結ばれたという・・・。

絵は人物もさることながら、ドレスの布の質感や、宝飾品(真珠がでかっ!と思った)のディティールも素晴らしく、目を引いた。

そのときは気付かなかったけど(どんだけいい加減に見ているのやら)、作者がヴィンター・ハルターさんだったのだ。
ハルターさんは、あのエリザベート皇后の有名な肖像画(白いドレスでエーデルワイスの花の飾りをつけて振り向いている絵)も描いた人。
そういえば雰囲気は似てたにゃ~と。絵のモデルの境遇まで似ていたか・・・

くれると言われたらドン引きだけど(くれないって!)、好きな絵ではありました。
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