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アルル

Kバレエ公演のもう1つの作品は「アルルの女」全編だった。

・・・不思議な印象の作品^^; プティさんのは大概そうなのだけど。
中心の二人に関しては多少分かり易い。
むむむ?になるのはその他の男女たち。

フレデリとヴィヴエットに直接絡むこともあるけど、まったく切り離されて背景と化しているときもある。
動きがまたどこか可笑しい。で、動き自体は、ああプティさんだな、と思う。
けっこうニコやかに踊っているので、面白いのだけど、かえって不安を煽られたりも。

全体的には、二人をとりまくコミュニティの象徴なのかな。
あれだけ人が居てもあの結末になるというのがシニカル・・・最後には観客もそれと同列になってしまう。

主役二人に関してのギモンは・・・
「なんで服を脱ぐ?」だった(笑)

色々考えたけど、あまり浮かばず、
具体的なエピソードを入れるわけでもなく、装置や別途小道具を使うでもなければ、人が壊れていく様子を表すには
脱ぐくらいのことしかできないかー
という、みもふたもない答えだった。

もしこれが正解なら、
それできちんとあそこまで見せられるものになっているのだから、素晴らしいわけだが。
でもって、ヴィヴエットもかなり危なかったのね・・・

今度からいきなり服を脱ぐ人を見かけたら、全力で引き留めよっと(笑)

それにしてもこの話も「登場しない女性」がキーになるストーリーだった(「レベッカ」と似てる)・・・。


3日(楽)はFCで取ったチケットにもかかわらず、ちょっと今までなかったほど端の席で(20年もたった古参はもう端に寄せとけって!?)、変わった視点から見て、それはそれで興味深かったけど、フレデリのダイビングシーンの裏もしっかり見えてしまった。
^^;
想像していたより着地点が高かった。
・・・あの勢いで何メートルも落ちていたら、そりゃ大変だろうけど。
暗転のタイミングってごく短いけどマニュアルなのかな?窓枠にでもセンサーが付いていて自動なのかな??

などと余計なことも考えてしまうので、猫のよーな性格には向かない席かもしれない。
(せっかくの感動がしゅるるる~)





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