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日本語が難しい

分科会の尾身さんが珍しく強く主張して、それについて問われた丸川珠代五輪相の話したことがよく理解できない。
尾身さんが「このパンデミック下で、あえて五輪を開催する意味は何なのか、明らかにしないと国民の協力は得にくいですよ」と言ったのをどう思うかを聞かれた五輪相は

「我々はスポーツの持つ力を信じて今までやってきた。全く別の地平から見てきた言葉をそのまま言ってもなかなか通じづらいというのは私の実感」と、五輪開催の意義を強調した
(朝日新聞の記事)
そうな。
最初の文はまだいいとして・・・(スポーツの持つ力って具体的に何?と突っ込みたいのは置いといて、「やってきた」っていうのは多分準備のことだろうというのも置いといて)
問題はその次。
「全く」から「~というのは」までが彼女の実感なのだろうけど
そこまでの中の
「見てきた」「言っても」「通じづらい」の主語が曖昧でね。
多分、「見てきた」と「言う」が尾身さんで、「通じづらい」が丸川さんなのでしょう。
つまり、
「今まで準備してきたのよ、専門家がわけわかんないこと言ってるみたいだけど」
という、まったく噛み合ってない質疑。(説明を求めているのにフィーリングを答えるとは・・・まとめるのも一苦労だわ)

答えにくいときには分かりにくい話をする、というのの典型? かれこれ50年以上日本語に親しんだ身でもとっさには理解できないわ(笑)
試しにまたぐーぐるさんに翻訳して貰ったら
We have come to believe in the power of sports. I realize that it is difficult to understand the words that I have seen from a completely different horizon.
だって。
元の話より分かり易い!
でも最初の文の意味がちょっと違うと思うので「やってきた」を「働いてきた」にしたら
We have worked so far, believing in the power of sports.
になった。

でも結局尾身さんの求めてる「今開催する意味」にはちっとも答えてないわね。
「専門家の言うことは全く理解できない」ということを強調したのかしらね。

地球上には地平線は一つしかないように思えるけど、五輪相の世界にはたくさんあるのかな、「凄いな(棒読み)」
それにこんな難しい日本語を話す友人は欲しくないな・・・ぼそっ
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