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ローザンヌ・ガラ2010

またしてもバレエ(笑)

この公演は今までも定期的にあったのね・・・(初めて行った)。

この公演、観たいな~と思っていたものも思いがけず?観られた反面、ちょっと苦手なコンテもあって、いろいろ考えさせられた。

観たいな~というのは、この間ここにも書いた“神戸さんのオーロラ姫”と、去年の公演を観た後にそう思った“荒井さん・清水さんのロミオとジュリエット”。思いがけず早くに観れて嬉しかった!
本公演と違ってガラだから、ペース配分もあまり気にしなくても良かったと思うので、どちらも“ここ一番!”の踊りだったのではなかろーか。タメイキが出るほど綺麗にゃった・・・。

あと他の作品でも結構好きな曲があったり(カヴァレリア・ルスティカーナ、威風堂々、アダージェット、ラリーナ・ワルツ・・・)

コンテではやっぱり、In The Middle~と、それから意外とアダージェットが面白かった。

この間のK-の公演のときにも思ったのだけど、よく分からなかった作品って、まず第一に音楽が思い出せにゃい・・・。それほどメジャーな曲じゃないのかもしれないけど、全然記憶に残らない。ココロに響く音楽は、初めて聴いても、それがほんの少しのフレーズでも、記憶に残るのにゃが・・・(覚えたつもりはなくても、翌朝ふっと頭の中に戻ってきて、自分でもびっくりするような曲は確かにあるのだ)。コンテでもバレエで、総合芸術にゃのだから、音楽と踊りで相乗効果が生まれるものだと思うのにゃが、その音楽が抜けていたら、分からないのも当然という気がした。・・・もしかして、コンテってクラッシックほど音楽は重要じゃないのかな~。ローザンヌの課題でも、メロディがなくて、リズムだけのものってあるものにゃあ・・・。でも音楽が必要ないなら、別にバレエじゃなくても良くて、ストレート劇でも良いのでは? “動きが音楽なのだ!”なんてことになると、あまりにコトが重大すぎて、観るのが疲れそうだし・・・(日常生活で一杯一杯なのに、そんな難しいこと考えていられないという現状)コンテって見るほうもパワーが居るのかしらね・・・。
答えがはっきりしないもの疲れのポイントか?人間、宙ぶらりんな状態はとても疲れるものだし・・・。

バレエに何を求めるかによっても、評価は違うのでしょう。
猫が第一に期待しているのは、非日常の美とか、夢とか、あまり深刻ではないものだからにゃあ・・・(暗い題材は現実で足りてるの!)。

ま、こんな機会でもないと、決して自分からは観ないような気がする作品も観られたということで、貴重だったかにゃ・・・。

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悲喜こもごも

昨日から今日にかけ、エクセルで集計表を1564個作ったぞー!(多分自己記録っ)
1個1個はそんなに大きくない(9列×8行)けど、手間は変わらないもんにゃ。さすがに全部手作業では死んでしまうので、へっぽこながらもVBAを組み・・・でもまだ組むのに時間がかかるから、手でやった方が早い場合は手作業なので、またしても肩から首までぱんぱん・・・orz 他のシゴトがなければ、こんなに短時間でやることないのに・・・。

気が遠くなりそうだったけど、にゃんとか持ちこたえたのは「お楽しみ」があったから。
ついに「海賊」のDVDが我が家にも!実は昨日のうちに届いていたにゃが、作表が終わらないと気が休まらないと思って、観るのは我慢していたのだ~。

で、今日観た。

ロミジュリに引き続き、かなりくまさん♪を追ったカメラアングル。まー全体的にかなりカメラが寄ってる感じはあるけれど。大興奮のプロローグもばっちり!でテンションも上がった。
二幕のハイライト、メドーラ、コンラッド、アリのパ・ド・トロワ(・・・で、良いのよね?)、踊り切ったくまさん♪がすっごく嬉しそう。カメラが寄っているから、表情が良く見えるのですねー。生で見たとき(収録した日とは違うかもだけど)も、楽しそう、嬉しそうに踊っているにゃ~と感じたのは間違いではなかったよーだ。思わずTVに向かって拍手&ブラボーと・・・(会場では叫んだことないですが。)

アリの最期のシーンは何度も繰り返し観てしまった。生だとあっという間のできごとで、どーしても、きゃー!っと思っている間に終わってしまうので。
以下ネタバレ注意です。



アリは撃たれて倒れても、立ち上がって剣を取り、ビルバントに向かって行こうとしているのですねー。
舞台だとあまりのショックで、ぼやーっとしか覚えてませんでした~。最後までコンラッドを殺めようとしたビルバントを許さずに、立ち向かおうとして力尽きる・・・泣けてきますっ。


会場ではどーしようもないけれど、家ならとりあえず隣に丸まっていたむぎにゃんをとっつかまえて、むぎゅーっとできます。いきなり捕まったむぎにゃんは、ワケも分からず力が抜けた格好で、雰囲気はコンラッドに抱えられるアリのよう(笑)
ちょっとは落ち着けます・・・(ぜーはー)。

それから今日は秋公演のチケットも届き・・・今週末はローザンヌガラ、2週先には恒例のサマパと、今月はまだまだイベントがあるのにゃった。
(そんなこんなで、来週からはエリザベートも開幕ではにゃいか!)
遅い時間の打ち合わせがあるというので、都合の悪い日をシャチョーに聞かれたにゃが、エリザと、ゲートの予定と、おトンのお盆休みに合わせた(といってもたった1日だが)都合を告げたら、「全然空いてないね」と皮肉っぽく言われてしまった。
一般的にはお盆休みは普通だし、18時以降の私用に文句を言われる筋合いは無いと思うのだが?(かように、忙しいから残業はしたくないとも言っているのだし)
この間の話し合いが決裂した形になっているので、お互い雰囲気は悪化しているよーだ。
同じ働くにしても、どうせならコンラッドのよーに忠誠が誓えるよーな上司が良いですわにゃ。今のシャチョーじゃ、到底無理だわorz

しかし夏バテしている暇はありませんにゃ。
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ワークショップ

シゴトは相変わらず佳境?だけど、K-バレエ週間かというほどイベントが詰まっている。

昨日のことにゃけど、K-バレエスクールのワークショップに行ってきたのにゃった。去年と一昨年は小石川校のを見たけれども、まー自分がやり始めたこともあって、今年は恵比寿校の方。
でも行っているとはいえ、昼間の様子はあまり良く知らないので、改めて“こんなに生徒がいたのか~~”とびっくり!あとは小石川ほど男の子はいないのだな・・・とも。特に大きな子はいなかった(出てないだけ?)。

毎年思うことにゃけど、今時の子ってスタイルが良い! 手足が長くて頭が小さくて・・・(タメイキ)。
踊りはふんわりした雰囲気で、凄く上手な子も居るし、小さい子たちはまだキャリアが短いのか、つま先なんぞはこれからかな?なんてことも思う場面もあった(人のこと言えないが・・・orz)
それと、今年の目玉はなんといってもゲートのメンバーも参加しているということ。
猫が入会した2月には、すでにもうかなり練習が済んでいたようなので、一体いつから準備をしていたのだろう??間近になっていたこの前あたりは、連日のよーにリハもあったみたいだし、相当熱が入っているように思えた。
で、実際の舞台を見たら、それも納得! 
あんなにハードに踊るとは思っていなかったにゃ~。全員がずっと出ずっぱりというわけではにゃいけれど、それでもかなりの運動量。そりゃもう気力も相当必要でしょう。人数も多いし、とにかく驚いた。
単に音楽がカルメンとアルルの女だったから激しかったのか??1/3位はスパニッシュ系の踊りで、キャラクターダンスシューズを履いている方たち。あとはバレエシューズ。ポワントを履いている人は居なかった。
でも“いたりあんふぇって”なども入っていて、わ、凄い!と思った。
あんなに激しく踊るのは大変そうにゃけど、中にはカルメンの中の間奏曲(プティおじさんの「カルメン」では、ホセとカルメンの、ベッドルーム?でのパ・ド・ドゥの曲ですな)があって、これは大好きな曲だったから、ちょっと羨ましかったにゃ~。

見知った顔もあったような気がするけれど、あまり良くは分からない。なぜかって、猫があまり上のクラスに出たことがにゃいから(笑)

日頃から地道にお稽古して、あのような形になるのでしょうね。これはプロもそうでない場合も同じだにゃ。(週1通うのも覚束ない猫は、まだまだまだまだ・・・体重も全然変わらないよーでは・・・orz)

最後はK-バレエのソリスト、浅田さんも出演してのパキータ。きれいな脚さばきもしっかり見れたのは嬉しかった(リフトは1回きゃ~!だったけど・・・)。
主役の子もそうでない子も、とてもきれいでしっかり踊れていたと思う。

そして毎年思う、もう1つのこと。次世代、その先もどんどん育って、Kは安泰だわにゃ(笑)
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New Pieces

約1ヶ月ぶりの観劇(というか、観バレエ・・・)。
昨日と今日2回、全3回のK-BALLET公演のうちの1回に行ってきた。

このところクラッシックの公演が多かったK-にしては、珍しいプログラム。3作品が全部コンテンポラリーで、新作・・・。

猫はコンテがどちらかというと苦手なのにゃが、K-だし、くまさん♪も出るし・・・と言うわけで観てきた。
前宣伝でもよーわからなかった作品名。やっぱり、そこは押さえねばと(事前にやっときゃ良いものを、観てから)調べる。

「戦慄」・・・ふるえおののくこと。
多分名詞だけども、普段だと「戦慄の~」のよーに形容詞的に使われる気がする(ので、どうも意味がピンとこなかったんだにゃ~)

「Evolve」・・・徐々に発展させる(する)、進化させる(する)
“させる”と”する”では大きく意味が違うけど、どっちかというと“する”だったのかにゃあ・・・?

「Les Fleurs Noirs」・・・これが一番分からない。フランス語(らしい)だから。そのままInfo○eekの翻訳をかけたら、“絶対違うっ!(爆笑)”という結果になったので、これはプログラム?パンフレット?の裏面にあった、ボードレールの詩集「悪の華」に近い意味ではないかと推測。Noirはうちのにゃんこの名前の由来にもなってる「黒」なのだけど・・・?
しかしタイトルが仏語で、作品に挿入されている詩が英語???(仏語だったら、余計にワケわかんないけど・・・どっちにしてもよー分かってないので、どうでも良いか・・・orz)

で、感想。
猫は一番最初の「戦慄」が一番好きかな。踊りはさておき(置いとくのか!?)趣向が凝っていて。
言いたいことは分かるような、分からんような・・・。設定はなんとなく音楽のタイトル(死と乙女)から来ているのかも。ふるえおののく人(遅沢さん)が居て、死を象徴するような人(宮尾さん)が居て、乙女(ショウコさん)が居て(そのまんまですね、ゴメンナサイ)。
振付は乙女を除いては、ほとんど男女の別がないのね。衣裳も体型がはっきりしないものだから、余計に不明瞭。分かれて並んで初めて、あーそうかと分かるような。ただ遅沢さんと宮尾さんは体型も似ているのに、顔が見えなくても見分けがつくのにゃった(動きの質がとても違うから~)。宮尾さんがかなり本格的に舞台に復帰されていたのも嬉しかった。
しかし、ラストの意味が分からない・・・orz

「Evolve」・・・バレエでもにゃんでも、作品を見るとき、作り手の意図を読み取ろうとしてしまうもので、これもそうだったのにゃけど、どうにも抽象的。にゃんだか記号の羅列を見ている気がした。音楽は最初から最後までず~っと同じようなテンポとリズムだし。そろばんだと、”ねがいましては~”から始まって”~なり、~なり・・・・”とそれが永遠続くような感じ。いつになったら答えが出るのかと。そのうちこれは観客の集中力を試しているのか、それともダンサーの記憶力(よくあんなに変わらない曲で振付が覚えられるにゃあ・・・)を試しているのか、はたまたダンサーの持久力を試しているのかと勘ぐった作品。
で、結局そろばんの答えは何だったんだろう??

「Les Fleurs Noirs」
これまた分かるよーな分からないよーな。恋人(どんな感じのか??)、別れ?死?が前提だから暗いのか?救いがあるようなないような。
難解だわ。
でも特に前半の、くまさん♪がちゃきちゃき踊るあたりは、さすがに存在感とキレが違うな~と。長い衣裳で、足さばきが良く見えなかったのが残念だった・・・(あそこまで一緒にしないといけないもの?)。振付はなんとなくアイスダンスみたいだと思った。肩より上のリフトがない点とかで。
アーティスティックな物を見ているとき、猫の頭はすっかりそのモードになっているので、急に言葉(今回の場合は英語の詩)が入ってくると、切り替えができないのだった。(ミュージカルでも歌詞をなかなか覚えられないのは、見ている間は言語脳がOFFになっていて、歌詞が単なる音に近いものになっているからだろうと思っている。)詩に集中すると踊りの方がさっぱり分からなくなるし。そんなこんなで苦労したんだわにゃ。

3つの作品共通に言えることは、振付は男女の差がほとんどないことにゃった。そうして見ると、体力的な問題で、どうしても若干男性の方が動きが早くなるということも良く分かった(疲れが出る終盤などは特に)。完全に動きを揃える必要があるのなら、その辺の差をどう処理するかというものコンテの問題点なのだろうな~。男性が女性をサポートするような振付なら、それは一向に構わないというか、そのほうが安全なのだろうけど。

あと、この手の作品って、終わり方が一番難しい。一番印象的だけど、どのくらいのさじ加減にするか、本当に悩ましいんじゃなかろーか。
実際今日のくまさん♪の踊った作品でも、猫的には“これで終わりだったらどうしよう?”ってなところで終わりだった・・・(それで余計にどうしようかと・・・orz)。

まーかなりの部分消化不良だけども、これは猫が慣れてないからということもあるし、こういうプログラムも新鮮ではあるので、たまには良いのではないでしょうか・・・。

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