これは原作よりも映画「ショーシャンクの空に」のほうが有名だと思います。たしかアカデミー賞を受賞していたと思います。名作映画と評されていますが、やっぱり私は小説のほうが好きです。
小説の場合、映像化されてしまうと、多くの場合自分の頭のなかのイメージと食い違うことが多く、それが不満の種なのです。その点、キングの作品は比較的上手に映像化されていると思います。でもタイトルは、元のままにしてほしかった。リタ・ヘイワーズは1950年代のセクシー女優というか、いわゆるピンナップ女優(今風に言えばグラビア・アイドルって奴か)で軍隊の兵舎や、独身者の部屋の壁によく張られていたようです。
このリタ・ヘイワースの色っぽいポスターに秘められた真実が、物語の大きな鍵となるから面白い。スティーブン・キングといえば、「キャリー」「クージョ」などのホラーが有名ですが、案外ホラー以外の作品に良作が多いから、実に興味深いと思う。「スタンド・バイ・ミー」が有名ですが、この表題の作品も、ストーリーテラーとしてのキングの実力を十分に示していると思います。
もっとも文庫本では「ゴールデンボーイ」という本のなかの一編として納められており、しかもタイトルも違うので見過ごされ勝ちなのが残念です。この頃のキングは、短編を数多く書いていますが、時折中途半端な中篇を書いてしまっていて、それを短編集に押し込んでいます。ところが、その中途半端な長さの中篇が面白いから、キングも困った作家です。編集者はさぞかし、本の構成に困ったことでしょう。
まあ、読者としては、面白ければ良い訳ですが、短編集に押し込まれているだけに、あまり知られていないのが、不満といえば不満ですね。最近のキングは、やたらと長編が多いので、また短編や中篇を書いて欲しいものです。
小説の場合、映像化されてしまうと、多くの場合自分の頭のなかのイメージと食い違うことが多く、それが不満の種なのです。その点、キングの作品は比較的上手に映像化されていると思います。でもタイトルは、元のままにしてほしかった。リタ・ヘイワーズは1950年代のセクシー女優というか、いわゆるピンナップ女優(今風に言えばグラビア・アイドルって奴か)で軍隊の兵舎や、独身者の部屋の壁によく張られていたようです。
このリタ・ヘイワースの色っぽいポスターに秘められた真実が、物語の大きな鍵となるから面白い。スティーブン・キングといえば、「キャリー」「クージョ」などのホラーが有名ですが、案外ホラー以外の作品に良作が多いから、実に興味深いと思う。「スタンド・バイ・ミー」が有名ですが、この表題の作品も、ストーリーテラーとしてのキングの実力を十分に示していると思います。
もっとも文庫本では「ゴールデンボーイ」という本のなかの一編として納められており、しかもタイトルも違うので見過ごされ勝ちなのが残念です。この頃のキングは、短編を数多く書いていますが、時折中途半端な中篇を書いてしまっていて、それを短編集に押し込んでいます。ところが、その中途半端な長さの中篇が面白いから、キングも困った作家です。編集者はさぞかし、本の構成に困ったことでしょう。
まあ、読者としては、面白ければ良い訳ですが、短編集に押し込まれているだけに、あまり知られていないのが、不満といえば不満ですね。最近のキングは、やたらと長編が多いので、また短編や中篇を書いて欲しいものです。
ほたるのひとり言のほたるです。
aolのピックアップカテゴリの載っていて、
来させて頂きました。
私は、「ショーシャンクの空に」が大好きなのです。
でも、「ダヴィンチコード」もそうでしたが、
往々にして、原作を超えるのは難しいようですね。
また、来させて頂きます。失礼しました。
ところで、ほたるさんのブログは何回かお邪魔したことがあります。写真と文章のバランスがよく、丁寧に書かれている事に感心しました。さすが人気トップのブログです。私のような書き散らかし派は、つくづく我侭が過ぎるのだなと反省した覚えがあります。
私は文庫の「ゴールデンボーイ」で読みました。
映画も観ましたが、原作にほぼ忠実に再現されていて
ほっとしました。^^
映画を観てから原作を読むということもしますが
これは内容やイメージが違っていてもあまりがっかりしないのです。映像で表現できない心の機微や、
本にある静かな行間が、映像以上に満腹感を満たして
くれるからでしょうか。