ヌマンタの書斎

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軍事的指揮権

2024-04-16 10:04:36 | 社会・政治・一般

見栄を張りなさるな、林さん。

先だって林官房長官が日米首脳会談に先立って、戦時の自衛隊の指揮権は日本政府にあり、アメリカの指揮下に入る訳ではないと発言した。

馬鹿なの?馬鹿なのか。

日本は政治的には独立国である。しかし、太平洋戦争でアメリカに敗北し、アメリカに支配されて以来、軍事的には従属下にある。だいたい、首都を外国の駐留基地に包囲されていて、なにが独立かといいたくなる。航空機の航路に関しても、米軍基地を大きく迂回するかたちでしか認められず、首都でありながら大回りしないと成田も羽田も離発着が出来ない。

日本の軍隊は、備蓄兵器(銃弾、砲弾、火薬等)についても10日分最大でも2週間分しか用意しておらず、米軍からの補給待ちを基本とした防衛体制を長年やってきている。戦闘機やイージス艦に搭載された敵味方識別装置はアメリカ製のブラックボックスであり、アメリカの意に背く戦闘は実質できない。

これを軍事的従属と云わずしてなんという。

実際、戦争になれば同盟国同士での意思統一が重要であり、日本の場合はアメリカの指示のもと、統一した組織として戦うことが最も効率的である。兵站はもちろん情報の共有化などを考えれば、軍隊の統一的行動は必然である。

第一、実戦経験皆無で70年以上戦争に直接関与していない素人が、独自の軍事行動をとれるつもりなのか。

まさかとは思うが、シナのハニートラップに引っかかったと噂のある林先生だけに、シナに向けて「日本はアメリカと共同戦線はやりません」と媚び売ったのかと疑いたくなりますね。まぁ実際は独立国としての見栄を張っただけでしょうけど。

追記 訪米から帰国した岸田首相も同様なこと言ってますね。中曽根や安倍を見習えといいたいです。


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