ちょっと吃驚したので書いときます。
アメリカには日本には存在しない専門医が沢山あるんですけど、
その1つにポダイアトリストといって
足専門の医者がいます。
膝から下、かかとや外反母趾、足の爪までを診る専門医で、
もう全然珍しくも何ともない、
普通に沢山存在します。
友達にもいるんだけど、
彼はアキレス腱の手術とかばっかりしてるし、
「なんであえて足を選んだの?」と
失礼極まりないけど、単刀直入に聞いたら、
「僕はスポーツをしていたから、
スポーツする人は、足のケガが付き物だって
知ってたんだよ。
それにニューヨーカーは歩く人が多いからね、
足の医者は需要があると思ったんだ。」
と、言ってた。
私が働く障害者の病院には
足専門医が数人いて、
ずっと不思議だったので、
看護師に聞いてみました。
「なんでそんなに足専門医が必要なの?
障害者の人って、何か足に問題があるの?」
と聞くと、
「法律上、介護者も看護師も、
患者の足の爪は触れないのよ。
手の爪は私たちが切ってもいいんだけど、
足の爪は医者しか触っちゃいけないのよ。」
というので、
ええ~~っ!?
シモは触ってもいいのに、
足の爪は触っちゃいけないの?
と言っちゃって、
本当に暫く開いた口が塞がらなかった!
障害者専用の100%政府が払う保険で
(最低金額しか支払われない。)
足の爪を切ったら1回$130(15000円くらい)。
(各州で値段は変わります。)
15分ほどで切れるから、
1時間60000円。
「そんな法律、いる~?
障害者の歯のクリーニングって、
どんなに大変か知ってる?
足の爪切るほうが簡単じゃね?
なんで?どういう基準で出来た法律?
ネイルサロンのフットケアのほうが、
全然綺麗にしてくれない?
えっ?信じらんない!
私、ネイルサロンに勤めてたら、
『やってらんね~わ!』って
ネイルソファひっくり返すわ!」
と、
ぎゃあぎゃあ言ってしまいました。
するとナース、うんうんと頷きながら、
「ユウコ、
私たちは職業選択を誤ったのよ…。」
と…。
まあ、日本にはない専門医だしね…。
一応、医学部だしね。
私、歯科衛生士じゃなくて、
足専門医になったらよかった~!
と旦那に言うと、
「他人の足なんか見たくもねぇ~。きったねえ!
水虫だったり、ひび割れだったり、すげ~ぞ!くっせ~ぞ!」
と旦那。
確かに…外国人の足って汚いんだよね。
とも思ったけど、
仕事と割り切れば大丈夫な気もする。
他人の口の中だって、
仕事じゃなかったら見ないしね、
きったねえ!から。
因みに、障害者だけじゃなく、
65歳以上の高齢者の足の爪も
足専門医が切ります。
(高齢者保険で支払われます。)
まあ、自分で切れる人は、自分で切ればいいんだけども。
理由は、糖尿病で足の爪が痛い患者が多い。とか、
巻き爪になって、切るのが難しいし痛い。とか、
目もよく見えないし、
自分で切るのが難しい場合、
足専門医がトリムするわけです。
って、看護師でもよくね?
と、やっぱり思うわ~。
改正したほうがいいよね、この法律。
おっかしいわ!
足専門医、ぼろ儲けじゃん!
爪は毎日伸びるし、
毎月定期的に切りに来るから、
凄い儲かるわ。
こういう穴場があるよね、アメリカって。