今朝も、雨の止み間の庭木にかわいいお客さんが。
今日は、ゆっくり眺め遊ぶ時間はありませんでしたが、それでも癒されますねえ。
このお客さんたち、人種も違うようなのに、仲良くやってきては枝から枝へと遊びまわっています。決して、意地悪したり、縄張りを争うようなことはありません。
フランスでは、大惨事の事件が同時多発。世界各地で頻発する紛争や小さな領土権をめぐるメンツをかけた小競り合い。
国内では、果てない政党の消滅生成と離合集散。国民の存在はどこかに雲散霧消し、カネやメンツで果ては訴訟合戦?
写真は、つい先日、やってきたお客さんたち。総勢20人、いや20羽以上。
カメラのピントの調子がいまいち。そのカメラで写した写真を見ながらネット検索すると、シジュウカラ、コゲラ、エナガの3種類らしいです。
しかし、これだけおおきく人種が違うようなのに、仲良くできるなんて。
そこまで?って思いましたが、普通の女性、しかも学校図書館に関心がある皆さんだから猶更当たり前かも。ついつい自己満足の世界に入りがちな政治家や政治との距離感ですが、政治が期待されていないわけだ。考えなきゃですね。
今日は、出雲の学校図書館を考える会の皆様に招いていただき、お話をさせていただきました。そんなに話すつもりはなかったのですが、ついつい熱が入ってしまい?気が付けば予定の時間を15分オーバー。
話は得意ではないし、集まっていらっしゃる皆さんですから、皆熱い方。今更話することがあるのかくらいに思って出向いたのですが、、、
それでもと思って、ペーパー1枚のレジュメを準備し、脱線しながらもほぼそれに沿った話で75分。話は聴衆次第かも (^^♪
話は、島根県の小中学校図書館への司書配置の経緯や現状認識や課題など。そして、出雲市をどうするのか?というよう話題。
だろうと思っていました。辛辣な表現になるかもしれませんが、出雲市、何のために学校図書館に司書を置くのかというミッションと評価基準が見えません。
そこが明確にならないと、期待する成果は現れないだろうし、施策の発展充実は見込めない。また、学習指導要領の趣旨とも少し違うんじゃない?
でも、県教委はそれが明確?ミッションと評価基準が共有化されていないと思えます。「村を育てる学力」と「村を捨てる学力」という視点で考えると、より見えますね。
今日のレジュメは下記の通り。
1.司書配置事業7年目
◇全国で島根だけの全校配置と充実した研修体制は全国の関係者から高い評価
◇学校図書館は教育のインフラ~読書センターとしては相当に充実してきたが、情報・学習センターの機能や活用には驚くほどのばらつき
◇情報・学習センター機能と学校図書館活用教育は緒に就いたばかり~中心は先生(司書主導で取り組んでいるところは授業活用が行われない)
2.School Library Academy
◇ずっと取り組んできたが、課題が十分に見えていなかった
3.追い風
◇新学習指導要領改訂の方向性とアクティブラーニング~どんな人材が希求されているのか、人生を幸せに生きるには
◇司書法制化~初めて位置づけが明確に
4.向かい風
◇自治体冬の時代の到来
◇松江市の事例~よそ事?
5.県教委の課題
◇村を育てる学力、村を捨てる学力(東井先生)
◇学力調査の激震と県の体制~ビジョンの再構築と新しい評価基準
6.現場では
◇意識改革が必要・誰も経験したことのない教育方法~先生は確実な授業をしたい→やってみると目から鱗 ※調べる学習コンクール(県はプレゼンテーションコンクール)
◇揖屋小学校の事例~体制ではなく人。しかし、体制がないと動かない
◇モデル校、リーディング校をどう考えるか~教育の機会均等と教育格差
◇中位層の学力が確実に上がる~〇〇小学校
◇現場を支える体制~図書館支援センター機能
7.地域格差
◇各市町村の取り組み状況~資料参照
◇出雲市の司書配置~政治力
横浜での図書館総合展のフォーラムに行ってきました。素晴らしい学びがありました。
それに、夕暮れからのクルージングで煌びやかな横浜を満喫。贅沢!
新しい評価軸
そうそう、肝心な図書館総合展のフォーラム、特に印象的だったのは、「図書館と地域の関係を再編集して地域の課題解決へ!」というフォーラムでの図書館と地域を結ぶ協議会チーフディレクターの太田剛さんの講演。
この講演で一番ビビッときたキーワードは「新しい評価軸」。それは、明確なビジョンと戦略があって初めて可能になるのだろうと思います。
そして、もう一つは、図書館サポーターの養成。太田氏がサポートする幕別町では、「図書館エディター養成講座」を5か月という期間で開催。
もう一つは、「公共施設」としての図書館とは~「地方創生」と「公民連携」の視点から考える~というフォーラム。
紫波町図書館と高山市立図書館からの報告もありましたが、特に、元横浜市役所職員で現東洋大学客員教授の南学氏の「公共施設としての図書館~指定管理者制度で活性化できる」という講演。
機能とミッションの再定義が必要
何かと物議をかもしてきた図書館の指定管理問題。真正面から切り込んでの話は新鮮でしたし、僕が考えてきた問題点こそこの講演での指摘の核心部分でした。
それは、そもそも公務員制度の限界からの指定管理。それが、コスト削減に目が向きすぎ議論が矮小化されてきた。公務員の専門職確保と育成の困難さこそ公務員制度の限界。
機能とミッションの再定義が必要と強調されたのですが、そもそもミッション論議が不足しているので評価基準も戦略性が全くない。だから、館長も女性の渡りポストなんてことになる。へえ、あちこちあるんだ!
これは、もう一度真正面から論議し直す必要がありそうです。
南学先生に来ていただき、論議する場が持てないだろうかと。
困った症状を抱えた子どもたちが生きやすくなるよう、食改善の支援をしてくださっている国光さんから紹介して頂いた本は、メタアナリシスを基に書かれていました。
メタアナリシス、初めて聞く言葉でしたが、これはとても説得力ある言葉です。
疫学研究論文を複数統合したメタアナリシス
食と健康に関する本は数多ありますが、食全般に亘り裏付けをもって書かれたものは見たことがありません。
多くは限られた食品について書かれ、しかも、例えばお肉について書かれた本でも両極の論があり、私たちは何を信じていいのか?恐らく専門家と言われる人たちでさえ、明確な裏付けをもって語ることは至難だろうと思います。
佐伯伸孝著「『本当に健康になる食』はこれだ!」は、人々の生活習慣と疾病の発生率について調べた世界の疫学研究論文から、食と疾病の発生率に絞りこんだ608のメタアナリシスが分野ごとにわかりやすく紹介してあり、食と健康を考える羅針盤ともなるかもしれません。
さて、聞きなれないメタアナリシスとは、複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのための手法や統計解析のことであり、根拠に基づく医療において、最も質の高い根拠とされるとのこと。
50年前と現在を比べると、日本人の死因は大きく様変わりし、生活習慣病に起因する死因が大宗を占め、平均寿命と健康寿命に10年の開きがある時代です。
私たちが健康で長生きし、人の尊厳はと考え込みたくなる虜囚のような老後にしないためにも、体を作る食をしっかりした根拠に基づいて考え、実践して行かなければならないのではと思います。
608のメタアナリシスから見える傾向
608のメタアナリシスを俯瞰すると下記の傾向が浮かび上がってくるとされています。この本に何度となく書かれた結論でしょうか。
①野菜・果物は多くの疾病の予防に効果的
②肉、脂質、炭水化物は要注意
③食品からとるビタミンなどは効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい
高い情報リテラシーが必要な時代
昨日のYahoo!NEWSに「『ジャンクフード』消滅? 米国で高まる健康志向」という記事が配信されていました。
健康志向が進んでも、値段で選ぶ消費動向が簡単に変わりそうにないことや、そんな意識で食を変えることができたとしても、生活習慣病が大きく改善することはないだろうと類推させるものでした。
改めて、高度な情報リテラシーを持たないと、尊厳ある人生が歩めない時代だと感じています。
ヤブツルアズキ最後の選別、結構手間ものです。今年収穫した半分は自分の畑で作りましたが、後の半分は近くの畦畔に生えているものを頂きました。
これから1年、ヤブツルアズキ入りの酵素玄米がいただけますし、何人かの方に楽しんでいただけます。自然の恵みに感謝です(*^^*)
ヤブツルアズキは、アズキの原種と聞いていますが、アズキよりコクがあるように思います。ただ、あんこには不向きでしょうか。
今年の紅葉シーズン、ちょこっとですが大山に足を踏み入れました。
盛りを過ぎているよと聞いていた通り、10日くらい遅かったでしょうか。
それでも、ハゼや紅葉の赤が鮮烈でしたし、名も知れぬ(自分はですが ^^;;)黄色に彩る木々の葉も目を奪いました。
あいにくのお天気でしたが、霧との取り合わせもまた幻想的で素敵です。
大山は、どんな季節でも楽しませてくれます。