<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

人間の魅力、こいつを放っていたいものだが。

2014年08月05日 10時10分06秒 | Weblog
来る日も来る日もよく降るなあ。城原川の水量がもう相当に増しているんじゃないかなあ。川土手まで行って、川という生き物の凶暴性をじっくり見て来たい欲求に駆られる。



外出をするとなれば、右手に障害者用のしっかりした杖を突いているので、左手で傘を差さねばならない。これで両手がふさがってしまう。従って、この上、手提げの鞄などの手荷物は持てない。歩く足下の地面が平たくないとよろよろしてよろける。重心の平衡がとれない。億劫だから、結局は何処にも行かない。雨降りとなればますますもって内に籠もることになる。

まあ、無理をすることはないのだ。何があってもしなければならない仕事、というのもないのだし。できることをしていればいい、ということになると、ついついごろごろしてしまう。だらだらしてしまう。寝そべってしまう。そして反省をする。これじゃいけない、と思う。

テレビを付けたらツールドフランスの自転車競技が放映されていた。ピレネー山脈を越えて行く過酷なレースに多くのサイクリストたちが挑戦をしていた。肉体の限界をものともせずに、もくもくともくもくと幾日もペダルを漕ぎ続けている若者を見ていると、自堕落している自分が恥ずかしくなって来た。



人間の魅力。こいつは、自堕落の男には見付からない。やはり、条件がどうあろうとそれを克服して挑みかかっているという猛烈な生き様をしている人間にこそ、魅力が発酵する。歳をとっていようがいまいが、体力が衰えていようがいまいが、能力のあるなしに足を取られず、尚且つ挑戦を重ねて、そこに人間の人間たる魅力をぷんぷん匂わせている人物。そういう人物も間違いなく存在しているのである。
コメント
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