<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

いつになるかは分からない

2016年07月12日 15時28分37秒 | Weblog

福井へは行けなかった。次は福井だ。次の目標地点ができた。いつになるかは分からない。

 

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この愉快は尽きることがない

2016年07月12日 15時13分38秒 | Weblog

無明がないゆえに、無明の尽きることもない。あると見えてない。実際はない。ないものをあると見る無明は、これじゃ形無しだ。すごすごと元来た道へ戻って行く。あるものをないと見るのも無明だが、尽きてしまえばこれもなかったことになってしまう。雲になって空を覆ったり、重量を帯びて地上に雨となって降り注いで来たり、からりと晴れて拡大膨張をしたりしているが、どれも変化を辿って、そこに固定されているわけではない。だから、無明であってそれが無無明になったりして、その種の因子が尽きてしまうということもない。煩悩であってそれがそのまま悟りになっていたりして、それを愉快とするならば、この愉快は尽きることがない。

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不安と安心のシーソーゲーム

2016年07月12日 15時02分30秒 | Weblog

不安と安心とが左右に分かれてシーソーをしている。ここは遊び場だから遊んでいる。シーソーをして遊べるように、安心と不安はおなじ体重をしているらしい。よおく見ていたら、遊んでいるのはみんなこどもたちだ。今度はあなたが左へ、今度はわたしが右へという具合にして、二手に分かれ合っているようだ。安心の量だけ不安の量に見えるけれども、それは不安の重さだけは安心の重さがあるということでもある。公園のシーソー台は大きな樟の若葉の下にあるので、ここだけは日照りが遮られている。ふんわりこどもたちの帽子の鍔とスカートの襞がめくられて、風が渡って来た。

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老と死の土俵入り

2016年07月12日 13時25分45秒 | Weblog

「土俵入り」

不老が/老の先っちょで/露払いをしている/不死が/死の先っちょで/太刀持ちをしている

なにしろ/堂々たるもんだからなあ/老というのは大横綱だからなあ/死というのはそれをまた百倍千倍したほどの/スーパー大横綱/互いに堂々の威厳を誇っているからなあ

露払いは露払い/太刀持ちは太刀持ち/両者を従えて/これから/わたしという丸い土俵上で/雲竜型土俵入りが始まる

仙人界にいるわたしだから/こうして老と死という東西の/大横綱の相撲を/譲らぬ白熱勝負を/楽しめるのだ/

無論/仙人界では/勝ち負けなどに拘ることはない/大勝負を楽しむのだ

不老が/老の脇へ寄って露払いをしている/不死が死の脇へ寄って/太刀持ちをしている

 

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夏帽子の少女

2016年07月12日 13時04分11秒 | Weblog

とたんに詩を書きたくなった。

不安は/安の/否定

不平は/平の/否定

不幸は幸の/否定

不満は/満の/否定

ということは?/残念ながら/先に/肯定が/あったということでなければならない

つまりが/肯定の数だけの/否定だったのだ/肯定の重さだけの/否定だったのだ

だったら?/だったら/それをもう一度/否定して掛ければ/元の肯定に出て行けるのではないか

不は帽子だったのか/夏帽子だったのか/これでちょいとおシャレをしてみたかったんだな

深々に被った帽子の奥に/少しだけ/あどけない目が光っている

幸福の帽子は不幸

安定の帽子は不安

満足の帽子は不満

安定の帽子は不平

少女の夏帽子を/揺すって通り過ぎるのは/緑色をした夏の風だった

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旅の続行を断念する

2016年07月12日 12時47分22秒 | Weblog

ウインドワイパーを最強にしてもそれでもまだ先が見えない。飛沫が四方に海を造っている。もう走られない。凄まじい豪雨だ。前方を走る車が見えない。ライトを付けて後方車にわが位置を知らせる。運転を停止するのはむしろ危険だ。できるだけ脇へ寄って、のろのろ徐行するしかない。ここは高速道。トラックに挟まれているのだが、前後は遮断されているかのように、なんにも見えない。速度を落として進むこと小半時。やっとここを抜けて出た。小降りになった。危機を脱したような安心感が空になって広がっている。その空も驟雨が糸を引いていてよくは見えない。見えないと言うことはこんなに恐ろしいことだったのか。旅の続行を断念する。

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