<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

薫る風を受ける

2016年07月03日 10時31分49秒 | Weblog

「風薫る」というが、どの時節の風がもっとも爽やかに薫っているのであろう。青々とした稲田を渡る風もたしかに匂う。畦道にはヤブカンゾウ、野甘草が咲き誇って野趣を放っている。滔々と落ちる瀑布の水飛沫も渓谷を閉じ込めている。大木にからんでよじ登るスイカズラなど葛類の花蜜も甘い。金木犀に雑じって不意にあの人の高貴な匂いが漂って来ることもある。雑踏を歩いていてえも言われる気品が流れて来ることがある。青空も薫る。白雲も薫る。仏教の経典にも香草が出て来る。マンダラヴァーケなどという花が馥郁と仏界を薫らせている。いずれやはり風が薫りを運んでくるらしい。今日は殊の外上天気になった。我は人という獣。獣の嗅覚本能を鋭くして薫る夏風を受けていたいものだ。

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ア行は女性 ハ行は男性

2016年07月03日 08時05分49秒 | Weblog

えへへいひひおほほうふふ。あはははあはははは。ア行とハ行が手を取り合って円を踊っている。ア行は女たち。ハ行は男たち。多くの男たちが希少価値の女たちを取り巻いている。女性はただ魅力を振りまいているだけだ。狩の男たちがこれから森に入るところだ。えひひひえひひひ。いひひひいひひひ。森は夏というのにひんやり涼しい。

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「常楽我浄」は仏のお悟りの境界 その2

2016年07月03日 07時10分29秒 | Weblog

為我現身 入我我入

い・が・げん・しん にゅう・が・が・にゅう

我が為に身を現して、我に入りたまひ我をば入らせたまひき。

大日如来はわれわれの為にこの世にその身を現されたのだ。そして如来となられたのだ。こうしてわたしさぶろうの内も外も、内なる宇宙も外なる宇宙も、大日如来の活動の場となり、如来とさぶろうとふたりは合一合体した。内なる宇宙が外なる宇宙になり、外なる宇宙が内なる宇宙になった。さぶろうはこうしておのずからにして有量を超えるものとなった。

入我我入は一呼吸一呼吸のことである。息を吸うと真理の宇宙がわたしの中に入って来てそこに座を占める。息を吐くとわたしが真理の宇宙界に入ってそこに座を占める。如来の発現した真理の宇宙は、こうして片時もわたしを離れては存在し得なくなっているのだ。為我現身した大日如来法身仏とその無量の化仏たちを見ないで、さぶろうがこの世を終わることなどできなくなったのである。

では、大日如来に合一合体したさぶろうは、夏風のように涼しいマントラを唱えよう。涼しい風はますます涼しく吹き渡るであろう。

オーン・ボダロシャニ・スヴァーファー 

オーン・ア・ヴィ・ラ・フーン・クハン

オーン・アミリータ・テイゼイ・カラ・フーン

現受無比楽(ゲン・ジュ・ム・ビ・ラク) 後生清浄土(ゴ・ショウ・ショウジョウ・ド)  

現在に比べることもできないほどの法界快楽(けらく)を受けたる嬰児は、後にはまた清浄の仏土に生まれけん。

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嬰児になって快哉を叫ぶ

2016年07月03日 06時59分13秒 | Weblog

青空が見えている。地上の緑に光が眩しく映えてどこもかしこも美しい。美しい世界が出現してそれが縦に横に、見える限りに、広がっている。そこをツバクラメが鳴いて渡る。蝉が夏場を演出しにかかる。風が爽やかにネズミモチの木山に戦いでいる。木山を覆う白い花から乳白色の匂いが煙って行く。さぶろうが嬰児になって快哉を叫ぶ。この分なら、さぶろうはただ快適にいて痛快酸素を呼吸しているほかに仕事がないだろう。

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たましいがよろこぶだろう

2016年07月03日 03時00分19秒 | Weblog

奈良の薬師寺に行ってみたい。新しい食堂〈じきどう〉いっぱいに飾られた阿弥陀三尊像の仏画を見てみたい。日本画の老絵師が三年がかりで描いたものらしい。nhkの教育チャンネルで、管長が執り行う入魂の儀式が放映されていた。この眼でじかに見てみたいものだ。成立された仏の荘厳世界にするりと入ってみたい。ここを極楽国土として出現された阿弥陀三尊にまみえてみたい。生きて礼拝合掌の機会を得たさぶろうのたましいがよろこぶだろう。

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