雪は舞う地に雪は舞う 彼(か)の人の手に舞う雪はうつくしき雪 釈 応帰
*
その人は差し出した手の、手袋の上に雪を舞わしていた。雪は野原にも街路にもひとしきり吹雪いた。わたしは雪と手袋と首に巻いたマフラーを見ているだけであったが、時間はあたりにあたたかく流れていた。ちらちらちらと風が雪を舞わせた。
雪は舞う地に雪は舞う 彼(か)の人の手に舞う雪はうつくしき雪 釈 応帰
*
その人は差し出した手の、手袋の上に雪を舞わしていた。雪は野原にも街路にもひとしきり吹雪いた。わたしは雪と手袋と首に巻いたマフラーを見ているだけであったが、時間はあたりにあたたかく流れていた。ちらちらちらと風が雪を舞わせた。
もう夜になってしまった。今朝目覚めたら一面の雪。降り積もっていた。車の屋根だと10~15cmくらいは積もっていたようだ。午前中はちらちらちらちら降り続いた。お昼になって青空になった。日射しが出て来て雪は解け出した。それでマフラーを首に回して散歩に出た。山間地を廻ってみた。日陰は雪が凍ったようにして残っていた。用心しながら進んだ。
散歩から戻って来た後は、草取りをした。作業用の分厚いジャンパーを着込んで。草取りの後には撫子の苗を花壇に植えた。それから畑へ出向き、レタスの苗を8株植えた。深めのプランターの草を抜いて、穴を掘りそこへ赤ジャガ芋を埋めた。土を被せた上に牛糞をたっぷりやった。熱心さが昂じて体が冷え込んでしまった。具合が悪くなった。でも、働いたそという満足感が残った。