今日はほぼ終日農作業をしていました。農作業といっていいかどうか。お金に結びつく作業ではありません、まったく。ただ単なる土遊びに過ぎません。そう。遊んで過ごしたのです。相変わらず草取りをしたり、種蒔きをしたり、間引きをしたり、移植をしたりして。
夜明けが近い。4時半を回った。目を覚ました。静かだ。山里には行き交う車の音もない。小鳥たちの鳴き声もまだ聞こえてこない。以前であれば、雄鶏がコケコッコウ、コケコッコウと鳴き出していた。どの家からもどの家からも。それはぱたりと絶えた。鳥インフルエンザが騒がれた後だ。フクロウの声もキジの声も久しく聞かない。耳を兎のように立てると、草藪でチロチロチロと虫が鳴いているようだ。
気温は室内で23℃。湿度75パーセント。昨日も一昨日も結局は雨が降らなかった。降るという予報は外れた。お陰でほぼ終日外に出ていられた。道路との境の垣根周辺が草藪になってしまっていたのを、開拓し終えた。咲き終わった白萩の大藪もばっさり切ることが出来た。伸び放題になっていたアカメ柏、ロウバイ、椿、樫、山吹もノコギリと庭ハサミを使って散切り頭にすることが出来た。さっぱりした。何処も此処も暑い夏の間手付かずだったところだ。見苦しいまでになっていた。