<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

しととしとと寂しいなあ

2017年10月18日 13時20分55秒 | Weblog

しととしとと。しととしとと。雨が降る。しととしとと。しとと寂しいなあ。遠くの山が煙っているばかり。空一面が白濁して。

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午後から近くの山懐温泉に行く

2017年10月18日 12時19分06秒 | Weblog

曇り日。風も少しある。やや寒い。午後から近くの温泉に行く。山懐の温泉。40分見ておけば到着する。友人と二人。ゆっくりしよう。駅まで行って友人を迎える。1泊する。2食付きで5800円。夕食は鮎の塩焼き定食。部屋まで運んでくれる。ここは人情が豊かなところだ。刺身などは持ち込み自由。蜜柑をスーパーで買って行くとするか。我が家にあるお菓子を持参する。温泉はぬる湯。のんびり1時間でも浸かっておれる。いつも年配の温泉客が猿のようにして群れている。

 

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あなたが二人いて下さったらよかったものを

2017年10月18日 10時16分16秒 | Weblog

またまた万葉集を引っ張り出して来て、ひとり遊びを遊ぶとしよう。わたしにはできない素敵な恋をしている人にふんわり同化して。

磯城島の 大和の国に 人さはに 満ちてあれども
しきしまの やまとのくにに ひとさはに みちてあれども

藤波の 思ひまつはり 若草の 思ひつきにし
ふぢなみの おもひまつはり わかくさの おもひつきにし

君が目に 恋ひや明かさむ 長きこの夜を
きみがめに こひやあかさむ ながきこのよを

                           作者未詳
                           巻13 3248

反歌

磯城島の 大和の国に 人ふたり
しきしまの やまとのくにに ひとふたり

            ありとし思はば 何か嘆かむ
            ありとしおもはば なにかなげかむ

                           作者未詳
                           巻13 3249

**********

「磯城島(しきしま)の」は大和にかかる枕詞。

男性が歌う。「この大和の国には人がたくさん暮らしていますが、わたしはひたすら美しいあなたの目を思って寝もやらずに一夜を明かしています。藤波の波が寄せるように思いが寄せては絡みつき、たおやかな若草が伸び上がって来るように思いが伸び上がってきます」 

女性がこれに反歌で返してくる。「この大和の国にわたしの思う人、あなたが二人いてくださったらと思います。(その内の一人はいつもわたしとともいいてくださるでしょう)そうしたら(遠いところに離れている)あなた一人を、こうまで恋い慕って嘆くことはありますまいに」

(これはわたしの拙い解。うんと違っているかも知れません)

男女は惹かれ合う。引き合う。こうまでも強い力で手繰り寄せるのか。こうまでも美しい言葉を編んで投げ合うのか。万葉の時代の人はまことに情熱に溢れているようだ。わたしにはその万分の一もない。惹かれ合うということ、恋い慕い合うということは、生きてあるときにしかできないこと。死んでは出来ないことだものなあ。

反歌の歌碑が奈良県桜井市高家に建っている。志貴御県主神社の鳥居の石段のところに。ここは崇神天皇の瑞籬宮(みかつきのみや)があったところらしい。

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風のホホンカ物語

2017年10月18日 05時17分40秒 | Weblog

おはようさん。それ、誰に言ったの? 聞いてくれる人みんなにさ。風のホホンカは答えました。するとすかさず、丸い石ころが、ポケットの中でまた、聞いてくれる人がいるのかなあ、と横やりを入れました。相手はにんげんだろ? 石ころはちょっとだけしんぱいだったのです。風のポケットはあちこちについています。さっきのはピレザ山の山懐のそれでした。そこにもちょいちょい、風は手を突っ込んで来るのです。そしていっときそこでお気に入りの丸い石ころと遊ぶのです。どっちも同じくらい遊び好きだから。おはようさん。果たして返事が返ってきました、人間からです。お年寄りの方からです。彼は早起きです。早く起きてベッドに座って難しい英語の本を読み出すのでした。毎朝のことです。物語が続くようにこのお年寄りの名前も明かしておくとします。ヤサーツノお爺さんです。山の中にでっかい家を建ててお婆さんとふたりきりで暮らしています。鶏も飼っていましたがいまはもうそれもいません。狐に持って行かれてしまったのです。風のホホンカはこれに同情したことがありました。

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