裏の畑の梅の木の周辺あたり一角の雑草を掘り上げた。小さな手鍬で根気よく。手袋なしでやったので、指の先、爪の中が泥だらけになった。そうして日が暮れて地が見えなくなるまで、黙々と働いた。お陰で一角がきれいさっぱりした。充実充足感のお釣りをもらった。ふふふ、だ。ホウレン草の種蒔きまでには到らなかった。まあいい。明日という日もあろう。作業着の上下とも汚してしまった。夕方4時過ぎからだったからそう長時間ではなかった。蔓延っていた雑草の草山が出来た。
老爺はいつまでこうしたことができるのだろう、ふっとそう思った。