<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

高邁な精神をしばらく宿らせてみる これも代行業

2017年10月02日 17時58分36秒 | Weblog

おおきみは かみにしませば あまぐもの いかづちのうへに いほりせるかも

大君は神にしませば 天雲の雷の上に廬せるかも  柿本人麻呂 (万葉集 巻の第3)

此処の場合の大君は持統天皇である。天皇が雷岳(いかづちだけ=飛鳥村大字雷)に行幸になられた。そのときに人麻呂が歌を献じたのである。神とは現人神(あらひとがみ)の意だろう。雷岳の山の上に行宮(あんぐう)をお建てになったのだろう。そこが神の廬(いほり=行宮)となったときに、天雲がたなびいた。背景にそんな事情があるのかもしれない。雷神のその上に位置している大君を賞賛して言祝いだのだろう。

それはそれでよし。畏れ多くもさぶろうは、さぶうろうを大君に仕立て上げて遊ぶことにする。代行業みたいなものである。しばらく許されよ。天雲が山頂にたなびいている。時は春がいい。しかし、春は雷神はあまり好みではないから、夏とするか。なにしろ雷神が登場してくれないとこの歌は成立しない。ごろごろ神鳴りがしていることが望ましい。その真上に堂々の行宮=廬を建てるのである。さぞかし見晴らしがいいことだろう。眺望がきくであろう。愉快であろう。大君とはそういう高い位置からの統治を担当できる人のことである。代行業のさぶろうにも、当然そういう高邁な精神が宿っていなければならぬことになる。宿らせてみてみたいのである。

 

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趣くところ趣くところに爽快と痛快がある

2017年10月02日 16時40分13秒 | Weblog

次の述べることは中半はさぶろうの案出である。無理とこじつけがあるかもしれない。そういう規定をして遊んでみたというだけである。

*********

1,わたしたちは形のある身体で生活している。わたしたちはその形のある領域=欲界(よっかい)に暮らしているときがある。欲界は欲望を起こす煩悩世界である。

此処に居座る間の己への戒め=形を整えるべし。座を整えるべし。血流を整えるべし。

2,わたしたちは非実態の言葉で生活している。わたしたちはその非実態の領域=色界(しきかい)に暮らしているいるときがある。色界は欲望を離れた清浄世界である。

此処に留まる間の己への戒め=口の摂取を整えるべし。呼吸を整えるべし。言葉の揺らぎを整えるべし。

3,わたしたちはこころの働きで生活している。わたしたちはその心の働く領域=無色界(むしきかい)に暮らしているときがある。無色界は物質を超えた精神世界である。

此処に向かう己への戒め=こころを整えるべし。意・想を整えるべし。涅槃を整えるべし。

**********

わたしさぶろうは三つの所業=三業をもって生活している。さぶろうは日々刻々に三つの世界を往来している。いまだ一ヶ所に定住していることはできない。欲が剥き出しになっている己の姿もあるが、欲が薄れている己の姿もある。仏から遠く離れている段階もあるが、仏を希求して止まない段階もある。

或いはこうも規定できる。わたしさぶろうの生活は三層構造をしており、その一階部分が身体の生活の階であり、二階が言葉の生活の階であり、三階が精神の生活の階である、とも言うことが出来る。どの階にどれだけいてもいいことになっている。そのところそのところに痛快がある。爽快がある。

 

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雨に雨の声 石に石の音

2017年10月02日 14時22分53秒 | Weblog

雨にも風にも竹にも石にも声あり。無常説法す。徧界は蔵(かく)さざるなり。

たしかにたしかに。雨に声あり。風に音あり。竹に声あり。石に音あり。無常を説法して、未だ嘗て隠匿したことがない。それを聴かなかったというのであれば、それはその人の不心得である。全世界の一切万物は真理を説いて止むことがない。

それにしても雨がよく降っているなあ。朝からずっと降っているなあ。雨の声は何を語っているか。無常を説法す。無常界の真理を説き明かしている。ねんごろにねんごろにねんごろに。

では、聞かなくてはなるまい。瞑想をする。

万物の徧界あまねく声を持ち音を出す。途端に賑やかになった。で、何と聞いたか。

汝は三界の王なり。王として生きよ、と。汝は法界の仏陀なり、仏陀として生きよ、と。雨も風も竹も石もまた三界の王なり、王として生きるなり。一切万物は法界の仏陀なり、汝とともに仏陀として此処にあるなり、と。

 

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公のための役目 公役(くやく)

2017年10月02日 14時11分11秒 | Weblog

今日のエッセー「公役(くやく)」

 集落の真ん中を貫く道が新しく完成した時、小生は高校生だった。それまではちょっとした大雨でも、道の土砂が流されて、通行に支障を来していた。これまでリヤカーや大八車、荷馬車が通れるほどの細い道だったのが、工事の後は近代化した。ミゼット三輪自動車でもダットサン4輪自動車でも通行可能になった。傍を流れる小川は両岸に石垣が高く積まれた。
 集落に住んでいる人たちに公役(くやく)が課された。みんなが住んでいるところをみんなでよくしよう、その声が高まったのだろう。当時は、父が神経痛を患っていたので、代わりに小生が家を代表してその任に付いた。休み中だったような気がする。連日のように朝早くから工事に参加した。もっこで三角錐をした石垣石やそこに埋め込む砂利石を運んだ。青年は集落の人たちに働きぶりを褒められて、勇み立った。大食もした。お陰で筋肉が盛り上がるキンニクマンに変身した。(高が知れているが)
 現代っ子は人が引くリヤカーも大八車も、馬が引く荷馬車も見たことすらないだろう。50数年以上が過ぎた。道は今も堂々としている。あの頃の長期工事公役が、結果的に集落の近代化を促進したと評価できるのかもしれない。

*++*

わはは、わはは。この小生にも高校生の頃があったのである。その頃は若かったのである。身心に力が漲っていたのである。たぶん、これは高校1年生のころっだったような気がする。今はどうか。よぼよぼである。よろよろである。しかしよくもまあ、これだけ長く生き続けて来られたもんだなあ。山あり谷ありの道をよくもまあ歩き通してきたものだなあ。人様、社会様のお役に立てるようなことはいまは何にもできない。

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バイキング料理屋さんでお昼を食べた

2017年10月02日 13時29分38秒 | Weblog

イオンにやって来た。バイキング料理屋さんでお昼を食べた。シニア料金は880円。日本料理を中心にたらふく食べた。欲張り。雨は降ったり止んだりしている。本屋さんにも立ち寄ったが、立ち読みしただけで外に出た。これから帰る。いい息抜きになった。締め切りの応募作品を投函するため、郵便局までだったのに、足が延びてしまった。

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瞑想の大河の中に死と生が流れ下る

2017年10月02日 10時13分52秒 | Weblog

赤ちゃんの誕生はみんなに祝福される。みんなが喜びを共有する。誕生は祝福ごとである。

死もしかしほんとうは祝福ごとである。みんながよろこびを共有していいことである。古い死を死んで新しい生を生きる前段階だからである。必須の条件を満たしていく姿だからである。

死ななければ生まれては来られないからだ。生まれて来るには死を経過しなければならなかったのである。

映画のフイルムを逆廻しすると、だから、死へ立ち戻ることになる。連続しているのである。生と死は、死と生であって、切り離せないし、連続をして行くのである。そこに幾度かの変化を遂げながら、次へ次へとフイルムが回って行くのである。

幸福な誕生は幸福な死を経由して初めて可能になることだからである。

そう考えると死もまた恐怖を免れ得そうに思われる。

死と生を貫いているのは瞑想である。目を閉じたときの思いである。瞑想の大河の中に死と生が流れて下っているのである。

その思いはアラヤシキとも呼ばれている。

阿頼耶識(アラヤシキ)は仏教語。梵語では、アラーヤ、ビジュナーナ。人間存在の根底をなす意識の大河の流れ。経験を蓄積して特有の個性を形成する。これが生命活動のエネルギーを供給していく。唯識派で説く。8識の中の最後の第8識。

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みんなに祝福される赤ちゃん誕生 

2017年10月02日 09時54分17秒 | Weblog

「この世を元気にするハピバア」

 新聞ひびの情報面「ハピバア」の赤ちゃんたちの写真を見ると嬉しくなる。我等が希望の星・赤ちゃん誕生を事実確認できるからだ。「可愛い可愛い」を連呼する。ママパパの名前もある。傍で泣き声笑い声を聞いてみたくなる。 人様の子は社会の子。社会の財産である赤ちゃんが社会全体のふかふかの愛情でいつまでもしっかりと包まれているよう祈りたくなる。 (漫画チックだが、竹林へ行ったらかぐや姫赤ちゃん、川へ行ったら桃太郎赤ちゃんが飛び出したら、この世はさぞかし賑やかになるだろう。賑やかな方がいい。活気が溢れ返る)
 ベビーカーに赤ちゃんが乗っている。愛嬌よく手を振ってくれる。抱っこ紐にすやすや寝ていたりもする。擦り寄って行く。ママが心配そうな顔をする。(人攫いに見えているのかも)
 老人は死の岸辺に近いが、赤ちゃんは生の歓喜のど真ん中にいる。随分と間隔が空いている。その分、足して2で割れば社会年齢は若返る。次の代の継承者たちがこの世に新しい足場を築いた、それを確認するだけで老人は安心を貰えるのだ。不思議なことだ。
 赤ちゃんは黄金の値打ちを持つ。この「ハピバア」 の赤ちゃんの写真がどれだけこの世の同居者たちを元気づけていることか。ハピバアは「生まれて来てよかった」の幸福紙面である。彼らはまず一番にママとパパを幸福にしたのだから。

「はぴばあ」は「ハッピーバース」「幸福の誕生」のことだろうか。語感からすると。生まれたばかりの赤ちゃんの写真が載せてある。まだ命名されていない赤ちゃんもいる。

赤ちゃんの顔を見ると、僕はどうしても、しかし、成長した大人の顔を見てしまう。(是は僕の直感である。証明は出来ない)成長した顔の儘ではかわいくないので、わざわざ赤ちゃんお顔を纏って登場してきたかのように見えてしまう。もっとはっきり言えば、前世をそのまま肩に担いできているように思えてしまう。お母さんとお父さんは借り物で、というよりはお願いにお願いしてそうなってもらって、この世に再来を果たしているように見えてしまう。「ああ、やっと蘇った」「これで念願が果たせた」と快哉を叫んでいる声が聞こえて来そうに思える。赤ちゃんの仮面の下を顕微鏡でよおくよおく覗いてご覧なさい。赤ちゃんは、この世に生まれてきて暫くの間は、前世のことを覚えているらしい。

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仏陀の声に非ざることなし

2017年10月02日 09時15分20秒 | Weblog

蕭条として雨が降っている。ひんやり寒い。鉛色の空がどんよりしている。

渓声便ち是れ広長舌、山色清浄身に非ざること無し、夜来八万四千偈、他日如何が人に挙似せん    蘇東坡(1032~1102)

谷川の流れる水音がしている。これは釈尊がわたしを導く説法の声である。緑なす山の姿は生き生きした仏陀の清浄身の活動にほかならない。昨夜からこうして仏陀の教えが現実にわたしの元で偈となって響き合う。わたしのこの信をこれからさきは多くの人たちにも伝えて行きたいものだ。仏陀の法は、他でもない今此処にあってまさしく現成しているということを。(さぶろうの拙い現代語訳) 

見ていながら見ていないと言い、聞いていながら聞いていないと言う。生涯を費やしても尚、そうやって仏陀を遠退けている。仏陀の真実の法は様々に此処に現れているので、見ようとすればわたしにも見えているはずである。聞こうとすればわたしにも聞こえているはずである。八万四千の教えの言葉(偈)が、わたしの四方八方におのずからにして届いて来ているはずである。

昨日秋野菜の種をプランターに蒔いた。これでもう何度目になるだろう。秋野菜といってもいろいろある。大根、青首大根、赤大根、巻く白菜、巻かない白菜、長崎白菜、赤人参、黄色人参、小松菜、不断草、高菜、山東菜、ホウレン草、ターサイなどなどなどなど。雨を受けて、発芽の条件がいよいよ整って、土の中の種はさぞかしご機嫌だろう。どうやら雨は一日中降るらしい。

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風情がないなあ 情趣がないなあ

2017年10月02日 05時11分23秒 | Weblog

夜明け方になれば、以前なら、オンドリが村のあちこちでコケコッコーコケコッコーと鳴き出したなあ。夜明けだぞ、起きろ起きろ、いい日になるぞと言い立てたなあ。今はしいいんとしたもんだ。風情がないなあ。情趣がないなあ。

ま、いいからいいから。もうひとときふたときで、チュンチュン軒の雀が騒ぎだすだろう。

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寝てむうくふ 起きてむうくふ

2017年10月02日 05時04分07秒 | Weblog

もうすぐしたら夜が明ける。でももう目蓋が重くなってる。寝るよ。もう一度また寝るよ。無有恐怖。むうくふ。寝てむうくふ。起きてむうくふ。おやすみ(-_-)zzzなさい。

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