<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

飲んだくれの父 遊び呆ける父

2018年07月31日 03時42分01秒 | Weblog

後半の「父の教え」では、泣かなかった。父への恨み節で満ちていたからである。

飲んだくれの父、遊び者の父、家をかまわない父、挙げ句は女狂いする父。女狂いしても求める愛情に行き着けない男たちの無様さ。子どもたちは母を不憫がる。

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おとこたちは乳を飲みたがる いつまでたっても

2018年07月31日 03時36分39秒 | Weblog

子どもたちは母を思う。作中の男どもは死ぬまで母を思う。老いても老いても母のことを切々と思っている。

おとこたちは乳を飲みたがる。いつまでたっても飲みたがる。母に愛されたくてたまらないのだ。

読者のわたしも、すぐさま荒野に飢えた狼の一匹になる。吠える。人間が終わるまでは人間の愛に包(くる)まれていたいのだ。

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涙がぽとりと零れてくる

2018年07月31日 03時33分04秒 | Weblog

1冊は昼間の内にもう読み終えた。分厚い随筆集である。でも文字を大きくしてある。

この1冊は「母の教え 父の教え」がテーマだ。母の教えのところでは何度も泣いた。一人悦に入って朗読をしていたから。で、声が詰まった。先が読めなくなった。涙がぽとり零れて来る。

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黒い杖には黒い音が立つ

2018年07月31日 03時25分12秒 | Weblog

こどもたちは夏休みに入っている。お母さんが図書館へ連れて来ている。図書館の奥に一室がある。ここは子供コーナー。こどもたちで溢れている。そこを通過する。杖の音を立てて。黒い杖には黒い音がする。ギブスをした醜い老爺を、彼らは異星人のようにして見遣っている。

読み終えた本を返却し、また新しく3冊借りて来た。持ち運びができるように、布の袋を用意してもらう。ギブスの足を見かねて、司書の方が車まで運んできて下さる。親切の付録にも感謝する。

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人生には時折こういう付録が付く

2018年07月31日 03時18分23秒 | Weblog

昨日、昼から、足にギブスを当てて包帯でグルグル巻きにして、その上に分厚いビニール袋を覆い、障害者用の黒い厳つい杖を突いて、思い切って外出。市立図書館に行って来た。

読書に耽っている美しいおんなの人を垣間見た。ノースリーブの細い腕の、肌の白さがまぶしかった。

人生には時折こういう付録が付く。ふっとだが、世界が夢になる。

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眠気が襲って来るまで本を読んでいるしかない

2018年07月31日 03時03分09秒 | Weblog

眠気が来るまで、いつもそうするように、明かりをつけて本を読んでいるしかない。黙って本を読む。もう音読はしない。この老爺は時折音読をして楽しむ。そういう癖を持つ。読み方で様々な味付けになる。ゆっくり読む。噛みしめて読む。するうち時間に溶けていた文章がくっきり明るく浮かび上がる。

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シャツを捲って汗を拭き上げる

2018年07月31日 02時57分43秒 | Weblog

暑い。汗を掻いている。シャツを捲ってタオルで、べっとりした汗を拭き上げる。冷房の温度を低める。1℃だけ。

新聞が配達されてくるのは一紙が4時前。もう一紙が5時前。それにもまだ間がある。

山里の真夜中は物音がしない。風が渡る葉擦れの音もしない。恋が成就してしまったのだろう、いまやホトトギスも鳴かない。独りの老爺がひとり目を覚ましているきりだ。

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夜明けまでまだたっぷりある

2018年07月31日 02時06分23秒 | Weblog

7月31日午前2時10分、ただ今。恐い夢を見ていた。目が覚めた。ああ、夢でよかった。そんな恐い夢からは早々と引き揚げるべし。でも、どうなんだろう? 案外、行きたいから行ったのかもしれない。なあんだ、夜は明けてなかったのか。夜明けまでまだたっぷりある。どうしよう。

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