<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

外は寒い。一挙に冬だ。

2019年11月14日 18時15分01秒 | Weblog
外は寒い。一挙に冬だ。まだお昼の3時半だったのに、風が冷たくて。このまま外に出ていたら、確実に風邪を引いてしまうだろうと予感した。それでも、しぶとく粘った。

畑へ行って、里芋の収獲をした。赤芋を植えているので、当然、赤芋が土の中から姿を現した。まだそんなに大きく育っていないが、霜が下りて来れば、成長は止まってしまう。明日にも霜が下りそうな感じがする。

夕食に里芋を煮てもらうことにした。鶏肉といっしょに。掘り上げた赤芋は、料理二回分に相当した。洗って、皮剥きをしたのもわたしだ。それを適度な大きさに切ったのもわたしだ。家内殿は、里芋を剥くと手が痒くなってしまうのだ。

台所も寒い。ガスヒーターをオンにした。これであたたまった。これから、畑仕事は午前中にするしかない。3時以降はだめだ。吹いて来る風がもう木枯らしになっている。
このところ抵抗力、免疫力が極度に落ちているので、風邪を引かないように注意をすべきだ。
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今夏の県文学賞投稿の作品 「不問」

2019年11月14日 17時16分34秒 | Weblog
「不問」

わたしは誰か
わたしは雲か
わたしは風か

単純な問いなのに
問うても問うても宙を舞う

そして鬱勃として死んで行く
無回答のままで寂しく悲しく

はたして死ねるか
それでも死ねる
棺に納まって囂々と焼かれて
軽い白粉のような物質になって
消滅して行くことができる
同時に寂しさも悲しさも消滅する

では
問うことはなかったではないか

月が照らして瞑想に入った
朝になって問いを棄てた
問いを棄てたら月が落ちた

次の日からはっきりと秋になった
空が高くなって澄み切った
百舌鳥が来て頻りに鳴いた

不問は明るかった
不問は明るかった
問わざる石でいるということが
秋を
ことごとく限りなく明るくした


この作品を、この夏、県文学賞詩部門に応募した。入賞入選しなかった。詩になっていなかったのだろうか。そうかもしれない。推敲をして推敲をして推敲をしたのだが、無駄だったようだ。起承転結の結が、うまく焦点を結ばなかったのかも知れない。あれこれ考える。

ともかくもっと研鑽を積まねばならない。
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小径にきみの夕波が見ゆ

2019年11月14日 09時58分10秒 | Weblog
満潮のはたらきかけて街路樹の小径にきみの夕波の見ゆ     山鳩暮風

これも県文学賞に投稿した5首の1。落選歌。独り善がりで終わった。人が読んでも意味不明だったんだろう。

愛しい人を歌の中に登場させた。その人が夕波のようにして小径を寄せて近づいて来るのだ。街路樹の細い小径をひたひたひたと。海は満潮を迎えている。その満ち渡ったエネルギーが陸上にまで押し寄せて這い上って来るのだ。わたしの愛しい人を、大海の満潮のエネルギーが連れて来ている。夕波がひたひたひたと寄せて。

そんなことを歌いたかったんだが無理があった。つまらない歌にしか成らなかったんだろう、結局は。
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それが見られて嬉しくなったのだ

2019年11月14日 09時48分33秒 | Weblog
入り日とふ真っ赤な涅槃浮かべたる海沖合に島影沈む    山鳩暮風

やっぱりこれも落選歌。悲しいね。落選って、捨てられた歌だよね。捨てられるのは悲しいよ。

涅槃はニルバーナ。涅槃寂静。常寂光土の風光。煩悩迷妄の火が吹き消された状態を指す。絶対的な安定と静寂。仏教に於ける理想の境地。般涅槃(はつねはん)。寂滅、滅土とも訳される。われわれの命はみなそこへ帰り着く。

海が入り日という真っ赤な涅槃図を浮かべている。死んで行くのは沖合の島影。静かな黒い島影。徐々に涅槃の中へ沈んで行く。そういう風景の叙景歌にしてみたのだが。

我々の命はみなそこへ帰結していく。帰り着いて行く。それが見られて嬉しくなったのだ。
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秋静かなるふくらみを持つ

2019年11月14日 09時38分48秒 | Weblog
土に帰る木々のわくらば根を埋めて秋静かなるふくらみを持つ

県文学賞は5首を提出する。5首がセットになっている。これもその中の一首。落選の。

「わくらば」は、「病葉」。病気に冒された木々の葉っぱ。色づいて落ちて来た葉。木々の若葉という意味を持つ漢字もある。

秋風が吹いてきて落葉が木々の根元に吹き寄せられて堆く積もっている。これが腐ると腐葉土に変わる。そしてそれが栄養となってまた次の若葉を育てて行くことになる。
その循環のエネルギーが、ふっくらとして柔らかい。息遣いをしているのが聞こえても来そうだ。

秋が静かに暮れて行く。木々の根元に落葉が大きな膨らみを造っている。

いのちはこうして静かに循環をして行く。そういうシステムを得ている。



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秋静かなるふくらみを持つ

2019年11月14日 09時38分48秒 | Weblog
土に帰る木々のわくらば根を埋めて秋静かなるふくらみを持つ

県文学賞は5首を提出する。5首がセットになっている。これもその中の一首。落選の。

「わくらば」は、「病葉」。病気に冒された木々の葉っぱ。色づいて落ちて来た葉。木々の若葉という意味を持つ漢字もある。

秋風が吹いてきて落葉が木々の根元に吹き寄せられて堆く積もっている。これが腐ると腐葉土に変わる。そしてそれが栄養となってまた次の若葉を育てて行くことになる。
その循環のエネルギーが、ふっくらとして柔らかい。息遣いをしているのが聞こえても来そうだ。

秋が静かに暮れて行く。木々の根元に落葉が大きな膨らみを造っている。

いのちはこうして静かに循環をして行く。そういうシステムを得ている。



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夕日と雲とふるさとの山

2019年11月14日 09時27分59秒 | Weblog
我へ来て「死にまするか」と問い掛くる夕日と雲とふるさとの山     山鳩暮風

すみません。これも同じく落選歌。県文学賞に応募した作品の。通用しなかったんですね、こんなんじゃ。

わたしはふるさとに生まれて育って死んで行くから、ふるさととの関わりが切れない。最後には夕日と雲とふるさとの山々が、「死にまするか」と懇切にわたしの所へ赴いて来て、声を掛けてくれるのだ。

もちろんわたしは、「お世話になりました、ありがとう」のお礼を述べる。もうそれ以上の力は残っていない。従容として死んで行く。わたしの死をふるさとがやさしく受け入れる。

ね、これって、ね、有り難い話ですよね。


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肌触れ合えば光子(こうし)飛び立つ

2019年11月14日 09時02分14秒 | Weblog
ヒトといへど星の元素と同元素 肌触れ合へば光子飛び立つ    山鳩暮風

ごめんなさい。これは県文学賞の落選歌。ゴミにしてしまうのがもったいなくて。なにしろ、夏の暑い盛りに長時間唸って唸って産み落とした赤ちゃん作品なんだから。いのちを宿しているのだから。

肌を触れ合う。男と女だからそうなる。すると途端にエネルギー体が電気を帯びて、光子(こうし)が飛び立つ。ヒトは宇宙の星と同元素から成っている。ただし両性を不足と不足にしてある。相手の元素を加えると、そこで両性の安定が保たれるようにしている。そう造られている。愛しい人にそっと触れてみるとそれが分かる。そう造られている。

肌を触れる。いとしくなる。恋しくなる。恋しいから触れるという道筋もあるが、その逆もある。触れると恋しくなるということもある。





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人間に不死身はない

2019年11月14日 08時56分47秒 | Weblog
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うううん、不死身じゃないものね。人間に不死身はない。死んで行く。いつ息が途絶えてもいいように覚悟を決めておかなきゃ。などとも思う。覚悟なんて出来ないくせに。

クレマチスが咲いているよ。狂い咲き。潔癖な白い花をしている。いまに霜が下りてくるから、耐えられるかな。咲いている花だって、一瞬だものね。
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老いが深まって来ているよ

2019年11月14日 08時54分12秒 | Weblog
でもね、老いが深まって来ているよ。体力精神力が弱まってきているよ。それと並行して病が攻勢を掛けてきているよ。徐々に徐々に押されているよ。

ふううん、仕方がないことだね。抵抗しようにも抵抗は出来ないよ。押されるままになっているしかないよね。でも見ている風光が美しいからいいんじゃないのかな、それで。


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