新聞の番組欄にテレビ東京「徳光和夫の感涙!時空タイムス 新聞の紙面を飾ったあの人を大追跡!」を見つけ、チャンネルを回した。
「1964(昭和39)年10月1日、午前6時。
東京駅で夢の超特急 新大阪行き ひかり1号」の開通式が行われたという新聞記事。
時空タイムスのリポーターが当時の運転士、車掌、国内初でしかも1番乗りの1号車1番A席の乗客、ラジオの実況中継アナウンサーを大追跡。
「あなたに会いま~す」と実際の人物を取材し、当時の思い出を蘇らせるようなドラマ付きで放送。
しかし、運転士は残念ながらお亡くなりになられましたが、車掌さんは健在。京都にお住まいで81歳。
彼は記念すべき「ひかり1号」の車掌に抜擢し、東京から新大阪までの4時間をすべて鮮明に覚えていらっしゃるそうです。
時速メーターが付いているのはビュッフェ(食堂車)だけなので、速度200キロを達成するメーターをこの目で確かめたいとこった返したり、「富士山が見えるようになりました」と車内アナウンスがあったとたん、左側に座っていた乗客がいっせいに右側に移動し、写真撮影をしたり、名神高速道路の併走する区間では自動車を追い抜くシーンに乗客は大感動。
午前10時、「ひかり1号」は新大阪駅到着。ここでも「第1号の到着式」が行われた。
新幹線第1号車掌の大役を果たした、車掌さんはその日の勤務を終え、自宅に帰ると頭付きのタイが食卓に並んでいました。
1号車1番A席の指定席に座った人は・・・・現在76歳。
今みたいにコンピューターで発券されたものではなく、厚紙にあらかじめ印刷された硬いキップ。裏の通し番号も1番。何でも1番尽くし。3日間並んでやっと1番のキップを獲得したとのこと。(開業当時の「ひかり」は全車両全席指定席)
そのキップは今でもご自宅の金庫で大切に保管されている。
昭和39年の「ひかり」は東京から新大阪まで4時間。
あれから40年経過し、わずか2時間半に短縮、4時間あれば山口県内を通過中。
指定席も昔は窓口に並ばないと買えなかったけど、今だとクレジットカードさえ持っていれば、わざわざ駅に行かなくても自宅に居ながらパソコンで予約。
(キップの受け取りは予約したJR会社と同社の駅でなければならず、ネットで予約しておきながら旅先などのJR他社での受け取りはできないので注意)
新幹線のネットワークも広がり、将来は最南端の鹿児島中央駅から札幌駅までの1本のレールで結ぶ計画が出ているらしい。
今のところ、鹿児島中央から八代まで九州新幹線、八代から博多までは工事中なので、新幹線リレー特急で博多まで結んでいる。「のぞみ」「はやて」に乗り継ぎ、青森県の八戸に着くのに要する時間はおよそ11時間。