デートは地球の裏側で:夫婦で創る異文化の旅。イラストは高校後輩の漫画家、門脇慶三さんによる。
旅は出会いに彩られ、人々の親切に支えられ成就するもの。文化は異なろうとも地球上の人々の心はひとつ、戦争のない世に共に生きたいと願っている。グローバリゼーションの進む現代、持てる国と持たざる国が共生し、地球が生き残るには持てるものを分け合うしかないのだが我々はうまく分け合っているだろうか。北側の国々は消費三昧で地球をごみだらけにし、南の子供たちは食べるものが乏しい。人生哲学が異なるウサギと亀夫婦も足元の異文化共生を目指しつつ、旅は道連れ、地球は船、同時代に同じ船に乗り合わせた船客同士との異文化理解と共生の道を千鳥足で探っている。
シカゴにある新聞社Angle PressがJ-Angleという日本人対象のWeekly新聞(情報誌)を出している。シカゴ周辺は勿論のことオハイオ州、ケンタッキー州、等、多くの州で読まれている。その新聞に夫、自悠人と私、彩の渦輪が隔週で旅エッセイ、「地球千鳥足」を連載している。「デートは地球の裏側で:夫婦で創る異文化の旅」の続きだ。「ミュールは天国直行便」(アコンカグア臨死体験)~アルゼンチン~、「カサブランカで会いましょう:結婚25周年は二人合わせて地球一周~モロッコ~」、交差点で生きる人々(~メキシコ~)等で始まったが、なんと旅もエッセイも重ねてただ今第250回、もう10年目、訪問国は119か国となった。 (彩の渦輪)