あけぼの

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鼻血で見えたアメリカ社会 II

2008-11-04 20:07:25 | ブログ

夜の運転は怖い私だが何とかJewish Hospital Emergency Roomに到着、電話連絡は出来ており、若い女性医師Ahren Ataubitsさんが自己紹介後、実にてきぱきと処置してくれた。自己紹介では名前とともに「PAPhysician of Assistance)です)と医師としてのステータスも紹介した。日本も大抵そうだが、救急病院とはいえ、夜間は全科の医師が揃ってはいず、彼女もENT(耳鼻咽喉科)ではなかった。しかし「I found the site!(問題箇所を見つけましたよ!)」とタンポンのような小さな布切れに薬をかけて鼻の奥に突っ込んだ。鼻の中で布が薬で膨張して傷口を圧迫するので、「今夜は大丈夫だが明日専門医に行ってこの詰め物を外してもらい、小さな手術を受けてください。私は専門医ではないので特殊器具を持っていませんから」と。ここでも血液検査をされたが看護婦も助手としては完璧で爽やかだった。その夜鼻血はタンポンに吸収され、ろ過されたのか、薄い色の液が出るだけだった。続く(彩の渦輪)