先日、筆者の誕生日に娘がディナー・ショウへ招待してくれた。レストラン、エル・フラメンコでスペイン料理のディナーをしたあと本場のフラメンコ・ダンスを鑑賞する、という趣向だった。100人ぐらい座れる席があったが、我々は正面の前から二番目で列の中央、運良く我々の前の席はドタキャンらしく空席だったので、踊りはよく見えるし、激しい靴の動きや音も気にする必要のない最高の席だった。6時からお食事、美味なシャンペーンで乾杯した。料理は最高だった。7時から8時までがダンス、パンフレットには「フラメンコによる心の癒しの世界」とあった。演ずるは「バルセロナで今最も熱いフラメンコダンサー、ペドロ・コルドバ」さん。本場から来た彼はスペインで最も由緒あるフラメンコ・フェスティバルで賞を取ったことのある人だそうだ。女性のオルガさんやベレンさんもとても上手い。我々母娘とも体調不良を抱えているものの、この夜ばかりは全てを忘れて楽しんだ。終了後入口にペドロさんがいたので「ムイ・エクセレンテ」と筆者が、娘も「ムーチャス・グラシアス!」と話しかけた。我々母娘ともスペイン語大好き人間なので一言二言の会話が嬉しかった。ペドロさんはなんと日本語で「どうもありがと!」と。会場の出口でベレンさんがペドロさんと自分が踊ったフラメンコのDVDを売っていた。娘が欲しがり、買い求めた。ペドロさんは「para Yuki-san」とサインしてくれた。Paraは英語のforだ。その前に「ご多幸を祈って」があったことは言うまでもない。娘もペドロさんもとても幸せそうな顔!最高に楽しい誕生日だった。(彩の渦輪)