ポルトガル最西南端のサグレスからラゴースまでのバスで友だちになった中学生
アンケートと親善小物携えて 本年11月、我ら夫婦は結婚50周年を迎える。そこで考えた。幼少時から一言居士のあだ名で育った毒舌夫と、意地の塊、頑固妻が、喧嘩しながらも迎えた50周年を記念し、本年中に50カ国訪問しようではないか、と。前半は春に10カ国、後半は秋に10カ国、その間に日本発で30か国積み上げたい。過去、記念の年ごとに特別の旅を企画してきた我ら夫婦だ。25周年には「カサブランカで会いましょう!」と同時に家を出て夫は北周り、妻は南回り、一つの国を隈なく見てからモロッコへ向かうというルールだった。筆者はパキスタンを選び、地を這うような旅だったが無事カサブランカで会えて乾杯した。結婚40周年にはこれまた地球の反対側、サンチャゴで会いましょうと、夫はアメリカから妻は日本から出発、待ち合わせのサンチャゴ空港で会えず、すれ違いの後会えたのだった。今回の旅企画には50カ国と言う数字だけでなく、夫は6大陸の最南端を訪問する、妻は訪問国ごとにアンケートをしつつ歩く、と言う計画を入れた。テーマは信用度・信頼性(Integrity)、わが人生最後のリサーチをして教科教育世界学会に発表したいという野望を持つ。なぜIntegrityか。世界を歩いて感じることだが、日本人は概ね好感を持たれているがそれは言行一致、信用度が高い、ということが一因である。折角諸国を訪問するのだからこの点について人々の態度を知りたいと思った次第だ。(彩の渦輪)