バスでラーゴスに戻る途中、乗車した地元の小、中学生たちが我らをジーと珍しい動物でも見るごとく見詰めていた。バックを探したが飴がなかった。余りに急いで探したので物売りに間違えられたようだ。その後彼らが「こんにちは!」と声をかけて来て友だちになり、バス中の皆と会話や笑いが続いた。4年生ぐらいの一人は流暢な英語で学校や日常生活を語ってくれた。農業や牧畜しかない田舎の集落で、1時間もかかるラーゴスの街には稀にしかいけない子どもたちだろう。下車する時皆が振り返って挨拶してくれたが、その地では珍しい観光客だったのだろう。ラーゴスの安ホテルのおじさんは東京に1、2年住んだことがあると、とても親切だった。(自悠人)