小川地球村塾立ち上げ会は7月10日でした。
筆者作成、文化のカプセルのなかのプレゼンテーションとして簡単なスキットを参加者に実演(?)していただきました。このスキットの中で日本人もトルコ人も温かい心を持っているものの、善意が異なった形態をとり、コンフリクトを生み出しました。それについて色々と貴重なご意見をいただき、意見交換も出来、他の皆様も多文化共生への知識、意識が高まったのではないでしょうか。
文化の摩擦や衝突(コンフリクト)で生じる火花が炎上して当事者同士を断絶させることを防ぐには先ず異文化理解が必要です。戦争と利便性の追求によって地球劣化が進んだ20世紀から、人類がたった一つの丸い船を分かち合う地球村民・市民として共生を目指すポストモダン・エイジ21世紀へと突入した今、真剣に共生方法を模索していくことが目的の一つです。第一回の今回はちょっと香りをかいだ程度でした。他に多文化音楽、アートとランチョンを楽しみました。
ここに一つの諺があります。「我々は手に入れるもので生計を立て、与えるもので人生を作る」と。しかし、異文化の関わり合いが起こる時「何を与えるか」だけではなく「いかに与えるか」も重要となります。言いかえれば「チャリティーではなく、相手の独立を支持する方法で与える」ということが衝突回避への提言でしょう。文化の一カプセル、「Working or Begging」に参加することにより異文化への感受性が高まったとしたら嬉しい限りです。
小川地球村塾 村長 自悠人
塾長 彩の渦輪