あけぼの

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身近に共謀罪による投獄の例、今が意思表示の時

2013-12-09 11:01:44 | ニュース

作ってはいけない法案が出来、衆院も参院も通過した。これが民主主義の国で起こったことかと信じられない気持だが、憂える全ての人、特に子を持つ母、平和を愛する女性が立ちあがる時は今でしょう。朝日新聞の天声人語その他で何度か紹介されたコロラド州在住の秋間美江子さんは我々夫婦の友人、松茸狩りに行けば必ず泊めてもらうお方だ。美江子さんの兄上は開戦の年大学生で、英語の本を持っていただけでスパイと疑われ、軍機保護法違反の疑いで刑務所へ。解放された時は背中にムチの痕、衰弱がひどく27歳で死去された。法律の拡大解釈により無実の人が真相も分からないまま投獄され、拷問にあったのだ。人ごとではない。戦時中は戦争反対を口にするだけで投獄され拷問死させられた。小林多喜二の映画で見たシーンをありありと思い出す。彼が刑務所で逆さ吊りにされたあげく針刺しの拷問に会い、膨れた足がさらされていた。特定秘密保護法案。秘密が拡大解釈出来、何が秘密かも明確でない法律を基準に国民は調査され、誰でも気づかず投獄されたり、処罰の対称になり得るという。美江子さんの兄上のように無実の人が!

 筆者は70年代、幼児2人の手を引いて護憲・平和運動に参加した。その子どもも50歳と48歳、有難いことにその間日本は平和だったが、今我々は「いつか来た道」を歩いている。子どもを持つ母たち、孫を愛する、平和を愛する、ご同輩の女性たちへ、次世代に平和な日本を手渡すために、今意思表示を致しましょう。(彩の渦輪)