臨認とかいう高齢者認知機能検査の通知が公安委員会からやって来た。何故来たのか判らないが来年は免許の更新に当たる年齢、87歳だ。本年はアメリカでも自動車免許更新の齢で、足の腓骨骨折治療中途ながら松葉杖(空港内は車椅子を利用)で渡米してきたばかり。レンタカーで無事免許証を取得してきた。アメリカは年齢ひとからげに規制はしない。むしろ「年齢や病気を超越して運転しなさいよ!」と奨励する。個人の意思を尊重するからだ。日本では普通なら免許証を返却する年齢だろが、でも十羽一からげはよくないと思う。ところで認知機能検査だが、試験官は加齢者への配慮があるのか疑わしい態度だった。最初からボケ老人扱い、幼稚園児に対するごとく項目ごと答案の書き方を説明したが半分馬鹿にしたような言葉使いで、「聞こえますか?」「後で聞こえなかったと言わないで!」等々。試験料650円を払って屈辱感を味わわせていただきに行った感じだった。2度と受けたくない試験だ。筆者の試験結果は86点で、記憶力、判断力とも心配なし。なお、76点以上が合格。3段階評価で
76点以上:合格。「記憶力・判断力に心配ありません。」とある。
49点~76点未満:再試験可能。「記憶力・判断力が少し低くなっています。」とある。
49点未満:高齢者講習を受講。医者の診断必要。「記憶力・判断力が低くなっています」とある。
思うに日本は「高齢者は運転を控えて欲しい」というシステムだ。道路は狭く、人も自転車も一緒の交通事情ゆえボケ検査は仕方のないことかもしれない。(自悠人)
写真1.アメリカの高速を雪の朝レンタカーで空港へ 2.アメリカの運転免許証更新オフィス (Your are never too old or too ill for・・・とある)
日本の高齢者免許証更新会場の写真が無くてご免!