あけぼの

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雪山に向ってハイキング:魅力のアラ・アルチャ自然公園 ~キルギス共和国~

2019-07-03 12:17:46 | 講演・アート・音楽・スピーチ

 キルギスの首都ビシュケクから30㎞のところに上高地に似た自然公園がある。車で行けるのは入口から13㎞、アルピニストセンターという登山者の拠点までで宿泊施設がある。時期によるだろうが日本の上高地より殺風景だ。運転手を待たせて1時間強、雪山を見上げながら渓谷沿いハイキングを楽しんだ。海抜は2000mぐらいか。高度の為か息が苦しい。革靴でハイキングとは我ながらアホだと思い、引き揚げるタイミングを探した。ワイフは途中で登るのをやめて筆者を待っていた。下山時、アジア人らしき登山客に「こんにちは!」と挨拶したがほぼ返事は返ってこず、中国の若者1人だけ。ウズベキスタンでは街中で出会う人たちから「こんにちは!」を浴びたものだが、親日感の違いだろうか。ドルを欲しがる超真剣な表情:ビシュケクの空港でタクシーに、予約の宿に10ドルで行くことを約束させた。財布には5ドル紙幣しかなく、残りは20ドル以上の札。別の場所に5ドル札があったかも、と、トランク内を調べようとした時、運転手は私の20ドル紙幣を見た。「それを頂いて10ドル分は現地貨幣の釣りでいいですか?」と真剣な表情で聞いた。彼はドルの価値が現地マネーよりの大きいことを知っていたのだろう、この換金チャンスに懸命の表情。旧ソ連圏はドル紙幣の方が自国の紙幣より価値があるようだ。どうせ現地マネーに換金しなければならないので彼の提案に従ったが、筆者も夕食時に現地マネーがあって好都合だった。(自悠人)