50年愛用した植木剪定バサミを無くした。松のある現地、福生の空き地で失ったと思い探しに行ったが見つからなかった。木の上から落としたか、仮に置いた場所を忘れたのかと、何度探しに行ったことか。使い易くて便利なハサミだった!松の木の剪定には機能面で優れたハサミで、特に使い慣れたハサミ、これ以上便利で気に入ったハサミはなかった。軽いので上方の枝では特に使い易く、切れ味と安定感は最高。構造的にも、全体は小さく、指を入れて掴む手の部分は大きい。旧式で現今は市場では買えない。最近のハサミは刃物部分が重視され、大きくてよく切れるが重いのが欠点だ。木に登っているのだからネ。この愛用バサミ、私の寿命に合わせてお先に失踪したのか?米寿まで使えたことに感謝した。それにしても物忘れの進行が早まって来たようだ。
オー、お気に入りのハサミ、見つかった!!!記憶通り福生の空き地だった。今までいくら探しても見つからなかったのは、通常ハサミを置く左奥の鉄棒の付近ではなく、手前の右側、駐車する附近の地面に張り付いているのをワイフが発見した。錆びてはいたが問題ない。消息不明の我が子に会えたように愛しい気持ちに駆られた。親愛なるハサミ君、まだ縁は切れていなかったネ。有難う!
写真:左が愛用のハサミ