あけぼの

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バスの中でプンタの合唱~ベリーズ~

2013-05-29 15:04:42 | アート・文化

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誰もいないカリブの海と夕食に仲間入りした蛙ちゃん

付きの良い女性がお尻プリプリ揺すりながら闊歩するベリーズは長閑な国だ。現在の首都はベルモパンだが、かつて首都だったベリーズ・シティーは国際線の飛行機が発着する関係上唯一の都会であり、ここだけは安全ではない。空港からタクシーの運転手に勧められ旧市街の安宿に落ち着き、すぐに街の散策を始めた。散策中何度も「1ドル頂戴!」という手が出て行く手を遮られた。通貨は米国と同様ドルで1US$=2BZ$。レートが1:2で計算し易いこともあり、米ドルとベリーズ・ドルが混合して使われている。街角で日本人女性に会った。テレビ朝日に雇われ撮影中で、彼女の姓と居住する島の名を聞いただけ。怖いものなしの我々夫婦だが早々に次の街への移動を決め、翌朝長距離バスでグァテマラ国境に近い遺跡を目指しサン・イグナシオに向かった。満員バスの後部座席で夫婦らしき男女がCDプレイヤーを最大の音量にし、プンタを歌い、妻は酔ったように踊り、周辺の123人が唱和し続けた。夫は「煩い!」と前の席に移動したが、筆者は頭でリズムを取って参加、「Do you like this?」と女性が言った。公共の乗り物でも大音量に苦情を言う人は無かった。カリブ海に面したリゾート地、プラセンシアへは長距離バスを2回も乗り換え、遠かった。ホテルのすぐ前がカリブの海、オフシーズンゆえ居るのはペリカンだけ、すぐに海へ飛び込んだ。浅瀬から岸に向かって蹴伸びするのが筆者の水泳だが、打ち寄せる温かい波が腰を優しくマッサージしてくれ、手術後5か月間苦しんだ腰痛が嘘のように消えた。停泊中の船の傍をカヤックで通ったら「TAKATUKA」の船名。「日本語の名前みたいですネ」と船主に声をかけた。トルコからベリーズまで帆を張って来た夫婦だった。トルコ語で「タカツカ」は「古くて遅いボート」の意味だと教えてくれたがその勇気に感動した。ホテルの自転車を借りて街へ。自転車には鍵無し。盗難なぞ無いと言う。人気のレストラン前庭の木陰で夕食中、お皿に可愛い蛙が降って来て参加した。

Takatukadscf9081 トルコからベリーズまで夫婦で乗って来た帆船タカツカ号と愛犬ミッシェル(彩の渦輪)


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1 コメント

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驚きました、誰もいない海、でも楽しそう! (Mちゃん)
2013-05-29 16:36:05
驚きました、誰もいない海、でも楽しそう!
写真拡大してみました、彩子さん嬉しそうです。
このような旅行が出来る人は日本でも珍しいと思います。臆病な私は行けないので、写真が楽しみでーす。
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