あけぼの

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60年間継続した運転の免許証を納める時が来たか

2019-07-12 13:19:35 | 講演・アート・音楽・スピーチ

 約1か月前の事件…野外で眩暈がしてふらつき後ろ向きで転倒、尖った枝に掴った掌が切れ、救急病院で7針を縫合したが、動脈が切れた傷による出血で止血に3時間を要した。3か所病院を移動した後やっとの手術だった上に、処置後の医者の対応のまずさ…破傷風の注射を忘れたから早朝来院してくれ、と夜中に電話してきた…等、その間の耐痛や心痛で休む暇なしの状況だった。その後脳外科でのMRIと運転機能診断のテストを受け、テストは合格したが、年齢的に運転はやめた方が良いと医者に言われた。後は筆者の決断のみだが、条件付き運転や、車の無い生活のシュミレーションをしてから、等、期間の問題だ。

それにしても新聞その他、報道機関は高齢者の事故例を強調する。その上、友達や身内からの進言などで高齢運転者は八方塞がりだ。都心で発生したアクセルとブレーキの踏み間違い事故の2、3例を取りあげ、「老人は社会の敵、85歳を過ぎて運転すれば殺人候補者」というような取扱いで社会の眼を惹く。個人差は無関係だ。日本は10羽1絡げで棲みにくい。また、踏み間違い事故に対応出来る技術が開発されたとしても、その装置は所詮機械、相手次第でやはり事故は起こりうる。相手を避けようとし、咄嗟のことなのでアクセルとブレーキを踏み間違えるのだろう。それが高齢者の事故に繋がるのかもしれない。まして歩道に乗り上げれば言語道断の事故となりうる。運も大きいだろうが、乗らないに越したことはないようですね。(自悠人)


雪山に向ってハイキング:魅力のアラ・アルチャ自然公園 ~キルギス共和国~

2019-07-03 12:17:46 | 講演・アート・音楽・スピーチ

 キルギスの首都ビシュケクから30㎞のところに上高地に似た自然公園がある。車で行けるのは入口から13㎞、アルピニストセンターという登山者の拠点までで宿泊施設がある。時期によるだろうが日本の上高地より殺風景だ。運転手を待たせて1時間強、雪山を見上げながら渓谷沿いハイキングを楽しんだ。海抜は2000mぐらいか。高度の為か息が苦しい。革靴でハイキングとは我ながらアホだと思い、引き揚げるタイミングを探した。ワイフは途中で登るのをやめて筆者を待っていた。下山時、アジア人らしき登山客に「こんにちは!」と挨拶したがほぼ返事は返ってこず、中国の若者1人だけ。ウズベキスタンでは街中で出会う人たちから「こんにちは!」を浴びたものだが、親日感の違いだろうか。ドルを欲しがる超真剣な表情:ビシュケクの空港でタクシーに、予約の宿に10ドルで行くことを約束させた。財布には5ドル紙幣しかなく、残りは20ドル以上の札。別の場所に5ドル札があったかも、と、トランク内を調べようとした時、運転手は私の20ドル紙幣を見た。「それを頂いて10ドル分は現地貨幣の釣りでいいですか?」と真剣な表情で聞いた。彼はドルの価値が現地マネーよりの大きいことを知っていたのだろう、この換金チャンスに懸命の表情。旧ソ連圏はドル紙幣の方が自国の紙幣より価値があるようだ。どうせ現地マネーに換金しなければならないので彼の提案に従ったが、筆者も夕食時に現地マネーがあって好都合だった。(自悠人)


祖先に会えた旅だった!:高地の国、キルギス共和国

2019-07-02 08:39:30 | 講演・アート・音楽・スピーチ

  天井に寝姿が映る三ツ星ホテル  キルギスの商店街のはずれ、不便な場所にあるマイ・ホテルに泊まった。朝食付きで$60、ロシアから1未亡人シニアが10日間予定で宿泊していた。部屋の天井には厚いビニールが張られ、鏡のように客の寝姿が映る。小規模なりに設備は完璧でガウンもある新しいホテルだが、裏側の民家はスレート屋根の継ぎ合わせで、電線、電話線、TVアンテナ、煙突と賑やかな風景、近くの火力発電所の長い煙突から色の異なる煙が吐き出され、ホテルまで届きそうな勢いだ。路地から出てガタガタに壊れた歩道を5分も歩いたらイスラム系の食事処が3軒あり、酒類はないが食事にありつけた。祖先に遭えた旅だった!  旧ソ連邦から独立した国を歴訪して10か国目ぐらいかな。キルギスのかつての正式国名はキルギスタンだが、スタンの呼び名が付く国-ウズベキスタン、トルクメニスタン、カザフスタン、等-の中でも特にノスタルジアに浸れる国だ。自分の祖先に遭ったように嬉しかったことが何度もあった。「おじいちゃん!」、「おばさま!」とつい呼びたくなるほど日本人によく似たお顔の人々に会い、ひとしお親近感を感じた。笑顔を交わした彼らの表情は永遠に懐かむことだろう。(彩の渦輪)

  写真 1.2.My Hotelと窓からの風景 3.天井に映った寝床をカメラで撮影 4.まあまあのお味。外国の旅にはお箸を持参する。



鳥の声で目覚め、パトカーが同乗させてくれた高地の国~キルギス共和国~

2019-07-01 13:19:17 | 講演・アート・音楽・スピーチ

「日本人?どうぞ!」とパトカーが乗せてくれた!

    キルギス共和国の首都、ビシュケクは万年雪を頂いたアラ・トーの山々が見える、高地で美しい街だ。着いた翌日はVictory Dayだった。イヴェントに満ちた楽しいお祭りと聞き、タクシーは外で拾う方が安いと言われてホテル前で立っていたら、通りかかったパトカーが、「日本人?お祭りに行くの?どうぞ乗って!」と親切にも同乗させ、会場へ送ってくれた。友人、祐子さんから頂いた手作りカードを持参していたので、2人のポリさんにお礼に差し上げたらとても喜んで頂け、こちらは得難い体験に感謝した。Victory Day会場では様々なイヴェントがあったが、若い人のバンド演奏が多く、あまりの混雑で夫と離ればなれに。動けば迷子になる場所、その辺で待つより仕方なかった。20分は待っただろうか、ようやく夫と会えた。ヤレヤレ!帰路の道端の風景には懐かしさひとしお。出店が風船や塗り絵など、筆者の子どもの頃のお祭りの出店と同じものを売っていたのだ!キルギス人の方がカザフスタン人よりも日本人に一層酷似しており、つい、「あら、おばちゃん!」「おじいさん!「佳子さんじゃない?」などと声をかけてしまったが、言葉は通じなくとも皆さん、優しい笑顔を返してくれた。(彩の渦輪)

写真 1.このパトカーが乗せてくれた 2.道の向こうのお祭り会場に向かう人々 3.お祭り会場 4.道端の出店