「何で? サービサーが支払訴訟? どうして今頃?」
2年前に譲渡されたサービサー。譲渡された時に挨拶文が着ただけで、後は一切音沙汰有りませんでした。
本日、出し抜けに裁判所からの特別送達がありました。支払い訴状でした。
譲渡された債権は4億5000万です。其れを3000万払えという訴状です。
3000万払えば残りの4億2000万は実質チャラにしてやると云う事でしょう。
勿論払わないとチャラにはなりません。
不思議なことに会社だけを訴訟し、実質の借り手の連帯保証人の彼は名前は載っていません。
「100万でも無理だ。しかし何で今?」
後先は忘れましたが、丁度2年前、この債権がサービサーに譲渡された頃、彼の会社は休眠届けを所轄税務署に出して居ます。
担保の工場だけは今までに売れもせず残って居て、今は別会社が賃借料なしで使用しています。
基は彼の会社のパート達でしたが、彼の会社が倒産必至と云う時、従業員全員と彼とが
話し合い、未払い給料の換わりに、工場の使用権や会社設備を貰い、此処で引き続いて操業をして居るのです。
最も工場の使用権は抵当権者が居りますから、其処が競売になるまでとなって居ます。
彼は其処の社員でも役員でもなく、指導料を貰うことになって居ます。
国税は詐害行為では無いかと随分調べましたが、結局は認めました。
従って彼も新会社の関係者も詐害行為を言い立てるところが有れば受けて立っても勝てると
思って居ます。
「時効対策かな。」
そう、この会社で払っているのは平成20年1月4日までです。
其の後も払って降りますが、其れはこの会社でなく。関連会社が抵当権者にこの建物の
買取る。其の分割だと云って、2年ぐらい払って居ます。
之は時効の中断にはならないでしょう。
サービサーは時効前に中断処理をしなかったため、知らん顔をして訴訟を起してきた、とも考えられます。
訴訟金額が少なくなって居るのは保証協会が良く使う手です。
「それとも債務名義を取って、この建物も競売するのかな。」
休眠会社相手の債務名義をとっても、意味が有りません。
保証人の彼から取った方が理に合います。
債務者として残された唯一の資産は建物だけ、其の第一抵当権者です。
8年ほど前に競売になった事が有りますが2回までやっても売れず、結局彼と任意の和解で取下げになった事が有ります。
そのため、競売と云う事は謄本上載っては居りません。
抵当権を行使すれば十分な事。訴訟まで必要が無いのでしょうか。
其の建物しても、売れるものならばとっくに売れていた筈です。
床面積4800㎡と云うと広くて聞こえもよいですが、最初の築は48年前です。木造そう2階ですが2階は消防法違反で使用禁止です。
かって競売で、3回基準価格が出ています。1回目は6200万、2回目は其の継続で3000万、3回目は3番抵当の競売でなぜか660万でした。
分けのわからぬ価格でした。それでも売れ無かった物件です。いずれにせよ、之目当ての訴状では無い事は断言できます
この建物は国税も10年前から、1億2000万で差押えて居ました。其れが諦めたのか差押解除通知を送ってきました。事実状の放棄でしょう。
この通知は抵当権者全員にも行きます。
訴状が来たのは相手も之を見て訴状を起こしたかと思うくらいのンタイミングでした
でも、何で訴訟を起こしたのかわかりません。
時効の援用通知を送り、答弁書のも明記し、第1回の公判だけは出て其れを主張しようと思って居ます。
公判で相手の本当の思惑がわかるか不明です。
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