かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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虫に思う

2015-08-07 | 雑感
蝉の鳴き声が間違いなく少なくなっている。
5-6年前、居なくなった蝉が戻ってきたかと間違う、鳴き声が戻った時もあった。
今は完全に少なくなって、居るか居ないか判らない存在になってきている。

子供のころから昆虫は好きだった。蝉なども、鳴き声からその姿の発見は人より早かった。
子供が幼稚園のころ、お盆休みの夕方は、大概、蝉のヌタ取をしたものだ。
地面に開いた小さな穴から、中に居る蝉の幼虫を探すのだ。そんな事が得意だった。

蝉の鳴き声を煩いと思った事はない。
その点、芭蕉と心境は同じだ。
いい年をして、蝉を追いかけている。
そんな光景が、やがて秋になり、天神様の木立の真上を蝙蝠が飛び交うまで続いたものだ。

その蝉が少なくんなっている。
姿はおろか、蝉しぐれなど聞いたことも見たことも無くなってきた。
同様に、赤とんぼや、蛙なども、何年も見てない。

最近深大寺に行った時、近くの子供だろうか、小川の溜まりで、ざる蟹釣りをしていた。
昭和30年代までは、この辺は、沼や溜まりが多く、そのいずれもざる蟹だらけだった。
今はもう、その水は何処かに行っちゃて、あるのは小さなセセラギだけ。
ざる蟹なんて居る筈がない。でも気になるから黙って見て居た。
そんなに長くない、10分くらいであったろうか。
見事、ざる蟹は、餌に抱きついて釣れたのである。

まだ居るんだ。
無性に嬉しかった。

まだこのあたり、昆虫の種が残っているかもしれない。
ホタル園ガあることなど良い例だ。
今は我々のころと違って、子供も昆虫を出鱈目に取らないだろう。大人も農薬の使用が
少なくなってきただろう。
唯、大きな木が減っていくのが致命傷かもしれないが、昆虫も何とか復活をしようと頑張っているかも知れない。

そうあって欲しいな。