尾山台の「AU BON VIEUX TEMPS オーボンヴュータン」のお菓子。
こちらは、日本を代表する正統派フランス菓子店。お菓子は小ぶりですが、1つ1つ、丁寧に、繊細につくられていて、ショーケースの中のケーキたちはまぶしくてジュエリーのようです。
左が「ビスキュイ オー フリュイ」(¥400)。シロップがたっぷりのビスキュイで、カスタードとフルーツをサンド。たっぷりの生クリームの上に、大粒のクロゼイユ、いちご、いちじく、ドライキウイ。大人っぽいですよね。芸術的な美しさです。
でも、こういうお菓子がオーボンヴュータンにあるとはちょっと意外でした。伝統的フランス菓子にこだわる河田シェフは、辻口博啓氏がモンサンクレールをオープンさせるとき、「ショートケーキはつくるなよ」と言ったそうですが(いちごがのった、いわゆる「ショートケーキ」というものは、もともとフランスのお菓子屋さんにはないのたとか。)、コレ、広い意味でショートケーキのような気がする・・・。
ま、それはいいとして・・・
右は「ボータン」(¥480)。
キャラメリゼしたオレンジ色のビスキュイの下にはチョコムース、土台は木イチゴ入りのタルトです。甘さも、酸味も、香ばしさもあって、見た目より複雑なお味のケーキ。
焼き菓子も、伝統的なものばかり。フランスのお菓子屋さんにきたみたいにわくわくしちゃう!でも、今日は大きいものは持ち帰れないから、小さい焼き菓子を買いました。
左上から時計まわりに、「マカロンオーノワゼット」(¥220)、「ショーソンオーポム」(¥320)、「カレーサブレ」(¥230)、「ピエモンス」(¥230)。
ショーソンオーポムは、パイがパリパリッとしてて、これぞパイ、といったお味。中のりんごもちょっぴりレモンの風味、フルーティーでおいしかった!
焼き菓子も、ジャンドゥーヤにオレンジの風味がついていたり、手がこんでいます。・・・お菓子作りに手を抜かない!という姿勢を感じちゃいます。
接客は、若い男子スタッフが、きびきびと対応。きっと、上下関係がしっかりしている職場なんだろうなぁと勝手に想像。なんてたって、ボスは河田シェフですものね。
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