五目つゆそばを食べたあとにきたのが、こちら。
黒田記念館の向いの角にある旧博物館動物園駅。1997年(平成9年)に営業休止となった京成電鉄の駅で、国会議事堂のような重厚な造りがずーっと前から気になっていて! 廃止になったのに取り壊しもしていないし、不思議だったんです。
この駅が、昨年11月から期間限定(2018.11.23~2019.2.24、金土日の11:00~16:00)で公開するときいたので、ぜひとも見たくて。
入場は整理券制。お昼前についたのですが、入場は15:00から。整理券の配布は午前中に終了したそうです。大人気!
中にはいると、ドーム天井のエントランス。
と、巨大うさぎ
今回の公開は、「アナウサギを追いかけて」というタイトルで、アナウサギさんが案内役となり駅の歴史や展示を紹介するというもの。このうさぎちゃんは、アナウサギ?
ホームへおりる階段で、アナウサギさんが歌いながら、駅の誕生秘話を教えてくれました♪
駅が開業したのは1933年(昭和8年)。人力でトンネルをほるなんて・・・今じゃできなさそうですね 工事にあたっては、このエリアが皇室の御料地であるため御前会議でのご了承が必要だったそうですが、なんと、ご了承をいただく前に工事に着手しちゃっていたとか。今そんなことがあったら、めちゃくちゃたたかれちゃいますね
ホームの壁には、動物園駅らしく動物のイラストが描かれていたそうですよ。ペンギンさんやぞうさんがいたんだって。
最後に、アナウサギさんがチケット(切符)を切ってくれますよ。
ホームまで降りることはできないのですが、ガラス越しにうっすらと。
ガラス戸には、来場者のたくさんのメッセージが書かれていて。
ガラスの向こうはこんな感じ。
駅の再開が熱望されているようですが、ホームの長さが現在の車両編成に対応できないなど、なかなか難しいようで。
踊り場スペースでは、動物園らしくこんな展示が。
動物たちの頭蓋骨のレプリカ。
きりん、ぞうなど、動物と同じ毛並みをもつ模型がおもしろい フンまで再現されていましたよ! ちなみに、奥に展示されているのは「人間」です。
センターの箱にはいっているのは、上野公園生まれのパンダ「ファンファン」。これはレプリカじゃなくて,ホンモノです。
天井の石部分もとって繊細なデザイン。
このまま廃止駅のままにしておくのは、もったいないー。定期的に公開してくれたらいいのに。
ドア、今はみどりいろになってましたけど、以前はこんな感じ。
さて、お隣の黒田記念館にも行ってきましたよ。
黒田の遺言を受け、美術の奨励を目的に、1930年(昭和5年)帝国美術院附属美術研究所として建てられた記念館。設計は岡田信一郎。大阪中央公会堂や鳩山会館、明治生命館を設計した戦前を代表する建築家です。ちなみに入館無料
玄関ホールや優美な階段にまたうっとり。
ちょうどこないだ、「美の巨人」で「智・感・情」が紹介されてましたよね。そのせいか人がちょっと多めでした!
黒田記念館の一角にある上島珈琲店で、ちょっと一息。
画像は、少し前の季節です
こちらの上島珈琲店、2階はちょっと和風チックなんです。欄間飾りがあったりして。もしかして床の間?と思われるスペースもあるし。
もともとは和室だんたんでしょうか。
ミルク珈琲あんぱん(¥250+税)は、ホイップクリームと珈琲あんがイン。なかなかおいしかった。
こないだは、レーズンガナッシュを。
でも、結局、ここでは食べずに持ち帰ってきてしまった
おいしそう 珈琲いれて、おやつにしよっと。