北野天満宮から右手には、今も現役の花街、上七軒が続きます。天満宮の再建したときの木材で七軒のお茶屋を建てたのがはじまりだそうで、京都で一番の古い花街花街というと祇園の方が有名ですが、規模が小さいぶん、こちらはしっぽりとしてて、昼間歩いていても、京都らしい落ち着いた街並みを味わうことができますよ。
お茶屋や町家が並ぶこの通りにあるのが、パティスリー「GRACE SAISON グラース・セゾン」。深い緑色のファサードが町家の並びにしっくりとなじんているので、よーくみないと、ここがケーキやさんだとわからないかもしれません。
どのケーキにしようかな。。。としばし、ケースの前で悩んでいたら、「モンブラン、おしいいですよ」とおすすめしてくださったので、オーダーしてみました。
丹波の栗を贅沢につかった「和栗のモンブラン」(¥480)。渋皮栗も見事な大きさで、たっぷりのマロンクリームの中には、蒸栗とマロンムース。栗づくしです! バターをあまり使ってないのでしょうか、味も重くないので、かなり大きめサイズながらペロリ、といただちゃいました 仏・伊・日本の3カ国の栗をつかったモンブランもありましたよ。
ティーカップ、これ、WEDGWOODでした。こういうモダンなデザインもあるんだ!すてき ほしいな
ほんとは、梅のロールケーキいいな、と思ったんです。ちょうど満開の梅をみてきた後ですしね。・・・でも、もう本日は売り切れ。残念だけど、来年、また、きてみようかな、と思っていたのですが・・・「お持ち帰りであれば、よかったら用意しますよ」と思いがけないお声が!
ええ、ぜひに!とお願いしていただいてきたのが、「プラム・ルレ」(¥367)、トップの画像です
赤い梅の果肉がたっぷりのロールに、梅ピューレ入りの紅色のクリーム。梅のロールケーキってはじめてほのかな酸味があって、割とさっぱりとしたお味です。テレビでも紹介されたようで、とっても人気があるのだとか。「梅は体にいいですからね」と、明日の分から、1切れ、カットしていただきました。ありがとうございます
・・・こちらのお店、実は、同じく上七軒に並ぶ和菓子屋の「老松」さんの奥様のお店なんです。
たしか、隣の隣・・・ぐらいだったかな?
老松さんのお菓子は、新宿伊勢丹さん経由でいつも楽しませていただいています。基本や伝統を十分踏まえながら、時にデザイン性を折り込むご主人の感性、すばらしいな、といつも思っていましたが、奥様はパティシエだったんですね。
「ここのお店、老松の関係らしいよ」というお話は、遠い昔にきいたことがありましたが、ちょっとびっくり。NHKの茶道番組にもご紹介されてたようですが、なるほど、老松つながりですから納得です。
他にも、お持ち帰りしたお菓子たち。
「小豆と栗のパウンドケーキ」だったかな? 栗も小豆もびっくりするくらい大粒! 抹茶も贅沢にたっぷり。生地の中にも小豆粒(白も?)も入ってました さすが老松!と思わせるおいしいです♪
和三盆クッキー(¥137)、抹茶、苺、プレーン。 1つずつ、個装してあってカワイイ ひもがいいでしょ。
バウムクーヘンもおいしかったです。ローママジパン入りでのしっかりしたタイプ。
こういう本格派のバウムクーヘンは久しぶり!
GRACE SAISON グラース・セゾン 京都府洋菓子協会HP
京都市上京区今出川通七本松西入真盛町731番地 075-465-1427