「ねぎぬた」
主な伝承地域 県内全域
主な使用食材 ねぎ
歴史・由来・関連行事
群馬県で生産されている特産品の一つに、ねぎがある。根深ねぎや上州ねぎなども生産されているが、特に広く認知されているのは「下仁田ねぎ」だろう。下仁田ねぎが生産され始めたのは江戸時代と言われており、江戸大名からの依頼でねぎを贈ったことから「殿様ねぎ」とも呼ばれている。特徴としては太さが最大で4~5cmになることと、長さが15~20cmと短いこと。お歳暮やお中元などの贈り物として活用されるほど。こうしたおいしく個性豊かなねぎが育つ群馬で親しまれているのが、ねぎを使った郷土料理である「ねぎぬた」。加熱したねぎを酢味噌で和えて仕上げる料理である。似た料理として、ねぎとするめ、すりつぶした豆腐を和える「ぬたあえ」というものも存在している。
食習の機会や時季
行事食や冠婚葬祭、お祝いの際のもてなし料理として作られている。結婚式のほか、桃の節句などにも供されることが多い。
飲食方法
よく洗ったねぎを蒸し器で蒸す、あるいはゆでてやわらかくし、適当な長さに切り分けたものにすりごまや味噌、砂糖、お酢を混ぜた酢味噌を和える。ねぎは甘い方がねぎぬたによく合うと言われており、下仁田ねぎのような独特の甘味を持つねぎも適している。また、ねぎをよりやわらかくおいしくするために和える前に酢をかけておくことも。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
各家庭で作られ、親しまれている。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/32_8_gunma.html より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます