旬:11~1月 北の海で丸々と太ったまさば。脂肪を蓄えた体には脂がたっぷり
プライドストーリー:漁獲量日本一を誇る茨城常磐のまさばは、風味も栄養量もハイレベル
日本近海で主に漁獲されるさばには、「まさば」と「ごまさば」の2種類があり、一般的にまさばの方が脂が多く旨味も勝るといわれています。
常磐沖で漁獲されるまさばは、伊豆半島沖で春ごろに産卵し、餌を食べながら北上します。その後、北海道沖で餌となるプランクトンを食べ、脂肪を豊富に蓄え丸々と太ったまさばが、産卵のために南下し、常磐海域で漁獲されます。特に秋から冬にかけて獲れる大型のまさばは身に脂肪が入りつつもほどよくしまり、その風味は格別です。日本の各地で漁獲されているまさばですが、茨城県の属人水揚量は全国1位を誇ります。
まさばには、EPA・DHAが豊富。青魚の中でも群を抜いて多く含まれています。他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンD、鉄、ナイアシンなど健康に役立つ栄養が豊富です。ガンや血栓症、痴呆症の防止、高血圧や肝臓病などの成人病予防にも効果的と言われています。他にも健康な爪や皮膚をつくり炎症を防ぐ、骨や歯の発育を促す、口内炎や口角炎を防ぐ、とり目やかすみ目を防ぐといわれるなど、良いこと尽くめの魚です。
さばは味噌煮や竜田揚げ、しめさばなどで食べるのが一般的ですが、旬で脂ののったまさばは塩焼きが絶品です。
水揚げ漁港や漁法:それぞれの船で役割を分担し、連係プレーで大群をすばやく漁獲
主にまき網漁業、定置網漁業で漁獲されます。まき網の漁場は八戸から房総海域にかけて、北部太平洋海域の広範囲に形成されますが、常磐沖で獲れるまさばは漁場も近いため、非常に鮮度がよいです。
まき網漁業では、魚群探知機で魚の群れを探し、長さ1,000m~1,800m程度の網を素早く魚群を囲むように投網します。通常1船団は網船、魚探船、運搬船に役割分担され、連係プレーで漁を行います。
*プライドフィッシュHP より
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