11日、12日と2日間に亘って、わが菩提寺安養寺の総代研修があり、香川・善通寺と愛媛・石手寺を巡ってきた。
いずれのお寺でも、また道中、白装束に身を包んだお遍路さんに出会った。
白衣の背中には「同行二人」と記されている。これは一人遍路でもお大師様が一緒で、常に見守っていてくださるという意味。
菅笠には「迷故三界城、悟故十方空、本来無東西、何処有南北」と書いてある。「迷いは三界、すなわち欲界、色界、無色界に充ちているが、迷ってしまえば十方は空である。本来、東西もなければ、まして何処に南北があろう」という意味らしい。
杖には弘法大師のご宝号、“南無大師遍照金剛”と書かれ、般若心経が杖の四面に書かれている。金剛杖はお大師様の化身だそうだ。
先導の今田賢信住職や同行の先輩から巡礼の作法やしきたりについて教わった。上記「同行二人」の意味、「橋の上では杖をついてはいけない」、「四国八十八ヶ所は心身救済の霊場であり、人間が持っている八十八の煩悩を消滅せんが為のもの」等など。
そもそも四国遍路道は1200年もの間、宗教に癒しを求める人々が踏みしめた“心の道”である。熱心なお遍路さんに会うことができ、四国の地に、お大師様への篤い信仰心が脈々と継承されていることを実感させられた。
親父の冥福と極楽浄土での平穏な魂の安らぎをお祈りしてきた。併せて、お大師様に対する報恩感謝の念を更に深めることができた。二度ない今を大切に、この世に生かされてあることへの有難さを感謝し、日々を有意義に生きて行かなければと決意を新たにするなど、実り多い総代研修となった。

第七十五番札所・善通寺

第七十五番札所・善通寺

善通寺への入口、済世橋からの風景

道後温泉本館

第五十一番札所・石手寺

第五十一番札所・石手寺
いずれのお寺でも、また道中、白装束に身を包んだお遍路さんに出会った。
白衣の背中には「同行二人」と記されている。これは一人遍路でもお大師様が一緒で、常に見守っていてくださるという意味。
菅笠には「迷故三界城、悟故十方空、本来無東西、何処有南北」と書いてある。「迷いは三界、すなわち欲界、色界、無色界に充ちているが、迷ってしまえば十方は空である。本来、東西もなければ、まして何処に南北があろう」という意味らしい。
杖には弘法大師のご宝号、“南無大師遍照金剛”と書かれ、般若心経が杖の四面に書かれている。金剛杖はお大師様の化身だそうだ。
先導の今田賢信住職や同行の先輩から巡礼の作法やしきたりについて教わった。上記「同行二人」の意味、「橋の上では杖をついてはいけない」、「四国八十八ヶ所は心身救済の霊場であり、人間が持っている八十八の煩悩を消滅せんが為のもの」等など。
そもそも四国遍路道は1200年もの間、宗教に癒しを求める人々が踏みしめた“心の道”である。熱心なお遍路さんに会うことができ、四国の地に、お大師様への篤い信仰心が脈々と継承されていることを実感させられた。
親父の冥福と極楽浄土での平穏な魂の安らぎをお祈りしてきた。併せて、お大師様に対する報恩感謝の念を更に深めることができた。二度ない今を大切に、この世に生かされてあることへの有難さを感謝し、日々を有意義に生きて行かなければと決意を新たにするなど、実り多い総代研修となった。

第七十五番札所・善通寺

第七十五番札所・善通寺

善通寺への入口、済世橋からの風景

道後温泉本館

第五十一番札所・石手寺

第五十一番札所・石手寺