てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

度忘れ

2007-04-22 09:20:35 | 健康と医学
 朝一番、市議会議員選挙の投票に赴き、清き一票を投じてきたはいいが、とんだハプニングに出くわした。

 投票用紙を受け取ってボックスに向かい、いざ記入しようエンピツをとった途端に、あろうことか意中の人の名を失念してしまった。ボックスの前面に掲示の立候補者一覧表をたどるのだが、頭が真っ白になり一向に思い出せない。 その間数分のことなのだが、あまり長く立ち止まると立会人から不審がられるのではとの懸念が先に立ち、焦るばかりで余計に思い出せない。

 ふと見ると立会人の中に幼馴染の○野がいたので呼び寄せ「故あって場外で(家へ)ケイタイをかける間、これ(白紙用紙)を預かってくれまいか?」と尋ねた。 勿論許されるはずもなく、事情を察した○野は、憐憫の眼差しで目の前の立候補者一覧表を指し示すばかり。
 しかし、これがきっかけで当方の置かれている状況を立会人に周知してもらい気が楽になり、改めて心を鎮めて立候補者一覧表を見る内に思い出して事なきを得た。

 一瞬の出来事だったが、いかなる状況下にあったとはいえ、今回の件で「とうとう認知症がついたか?!」と背筋が寒くなり、忸怩たる思いだった。
 昨年末に倅が脳梗塞で倒れたのを機に、家の中でも席を離れる際には、かみさんに「ちょっと風呂に入ってくる」などと、行先や用件をこまめに伝えるほど用心している。
 今日のような経験は初めてのことだ。謂う所の「度忘れ」というやつだ。

コメント (6)
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