てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

親友を見舞う

2008-08-08 16:50:53 | 健康と医学
 このほど親友K内を見舞った。高校・大学を通じて知り合い、学校卒業後は進む道は別れたが、同窓で組織する会で年に2~3回は顔をあわせていた。
 8月8日に開催の予定であった、この同窓会延期の通知が入りK内がこの数カ月間、入退院を繰り返していることを知った。

 K内は大学時代は少林寺拳法部で活躍、卒業後は地元の大手企業にUターン就職を果し、若い頃は組合の委員長を長く務めた。これが災いして出世のルートからはずれたかと思いきや、晩年になって俄かに役員にまで上り詰めた。
 そんな絶好調の折も折、逡巡の末に今年の3月に自ら辞任を決めた。前年に脳梗塞を患いながら職場復帰、どうにか親父の寿命を凌いだことを節目に一大決心したようだ。

 お互いに健康には人一倍留意し、人生の第二ステージを大切に歩もうと誓い合ったばかりだった。ところがリタイアして3カ月も経たない失業保険受給待機期間中に脳梗塞を再発、同時に心臓の弁に細菌が付き、急遽7月に心臓の専門・心臓病センター榊原病院で開胸大手術を受け、どうにか一命を取り留めた。

 退院間無しを自宅へ見舞った際には、「とうとう切腹させられた」と痛々しい胸の傷跡を見せてくれた。病み上がりで声に勢いがなく呂律が怪しいが、予後は順調で後は時間が薬のようだ。
 これまで長年仕事でしんどい目をして来たのだから、ここらでゆっくり静養せよとの天の声。暑い時でもあるし、あせらず療養に専念するように激励した。
 そしてかみさんからは「うちのお父さんに不整脈があるように、この年になると誰しも何らかの病気を抱えている。『無病息災より一病息災』の方がむしろ元気でいられる」と何処かで聞き覚えのある台詞回しで慰めた。
コメント (2)
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