てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

曲げて、伸ばして、つないで

2008-08-10 10:50:49 | ビジネスと社会

8月10日付讀賣新聞より(新材料の回路を手に毅くん)

 8月10日付讀賣新聞の総合面(2面)に「アトムやドラえもんにも使える?伸縮自在の電子回路」が大きく報じられた。このほど東京大などのチームが開発したゴムのように伸び縮みし、電気を伝える新材料のことである。

 このことはサイエンス誌でも紹介された。同誌によれば『伸縮性と弾性がきわめて高く、優れた電子特性を持つ材料を開発した。この材料は、ロボットのアームのジョイント部といった可動部や湾曲面など、どこにでも貼り付けることができる電子装置を製造するのに有用である。伸縮自在で曲げることのできる電子装置があれば電子技術の活用領域は飛躍的に拡大するが、こうした電子装置には、特に回路の相互接続などに、導電性のある弾性材料が必要である』という。

 スポーツウエアや水着に使われる伸縮素材に混ぜて、血圧などを検知したり、人体の機能を強化したりするハイテクスーツの開発にも使え話題を呼びそうだ。

 小欄「2006/12/6 電力送電シートの開発なる」で紹介した研究の一環である。またしても素晴らしい研究の成果に拍手喝采したい。
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日記

2008-08-10 09:11:57 | 暮らしと生活
 今朝の山陽新聞にエッセイスト向田和子さんが「絵日記のころ」と題した一文を寄せている。氏は1冊で5年間の日記帳を使い、天気と6行の空間に『買った本、読んだ本、観劇の演目、作、演出、出演者。訪問者、氏名とあくまでメモ。消耗品以外は買った品と金額、外食は店名と満足度。ぼけ防止の一環で始めて、10年以上』とある。
 そしてこの日記から遡り、自身の小学4年生の夏休みの絵日記にふれている。あと3、4日で始業式というころ真っ白な絵日記に、父親の不在を狙って、姉邦子さんが夏休みの一コマを書き、兄がそれに絵をつけた。あまりのうまさにうなったと同時に『のんきの私でもこれはばれる、自分の実力でしないとまずいことになると教えられた。困るのは自分だと』と述懐。

 小生長じてからは、一時期蝸牛社の3年連用DIARYを愛用し手元に9冊残る。入社した1970年(昭和45年)から1977年の7年間は新聞手帳、1978年~2002年の24年間は能率手帳を併用して連用DIARYを補った。2002年(平成14年)以降はパソコン日誌(Microsoft Word)とブログてすさび日誌に切替え今日に至っている。
 
 日記の原点はやはり小学高学年になってからの宿題日記「くらしのノート」にある。担任のK坂先生から赤字で丸(大抵は三重丸から五重丸)と一言コメントを貰うのが楽しみで、下手なりに一生懸命綴ったものだ。残念ながら「くらしのノート」そのものは紛失して残っていないが、中学生になってからのルーズリーフ形式の日記帳に、「くらしのノート」の1ページを書き写してあり思わず笑えた。
 
 あまりの拙文のため詳報は憚られるが、大筋はこういうこと。いつも寝相の悪さを指摘されていた私だが、たまたま正月にテレビをつけっ放しにして家族が雑魚寝をしたのがきっかけで、真犯人は弟だったと判明し「疑いが晴れた」と他愛無い出来事を得意満面に綴っている。先生のコメントには「わっはっは それはけっこう」とだけあった。
 今晩はその幼馴染が集まってプチ同窓会がある。「くらしのノート」の思い出話など出してみようと思う。
コメント (2)
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