倉敷市にある「名代かっぱ」のとんかつが無性に食べたく、久しぶりの美観地区をも素通りして目的地へまっしぐら。
丁度開店時間の11時20分に到着したところ、日曜日とあって既に長蛇の列。
これに怯むことなく、まずさしあたってウェイティングボードの2枚目に記す。
「(生来短気なくせに)食べることとなると気が長いな~!」との女房の冷やかしを背に、じっと耐えて待つこと2時間。
やっと店内に招き入れられたのが13時10分。
カウンター越しの厨房では、老若5人の女性ばかりのスタッフが見事に注文をさばく姿に見惚れた。
念願の「とんてい」にありつけたのが13時半という遅いランチなった。
20数年前の倉敷勤務5年間には足しげく通い、とてもお世話になった店。
昔変わらぬジューシーで肉厚がサクサクッっと揚がっており、特製のデミグラスソースとベストマッチ。
若いころの習性でつい名代とんてい(とんかつ定食160g)を注文し、それはそれで美味しく頂いたが、喜寿の身にはいささか重すぎて腹がパンパン。次からはミニとんてい(100g)で十分。
あまりのボリューミーさに、夕食は抜きに決めて店を出たが、店の外には相変わらず行列が続き、末尾の客へ早々と「売り切れ」を告げていた。