稲刈りを終えて2週間足らずになるが、切り株から再び成長してぐんぐん伸び、このままいくと穂が出る勢い。
二番穂といって、いわば稲の蘖(ひこばえ)である。
1回目に収穫した穂 (一番穂)に比べると収穫量や品質は大きく劣ると言われているため、二番穂が食用として用いられるケースはあまりないようだ。
ところが2023年のこと、つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構が、『稲刈り後の株から伸びた稲を再び刈る「再生二期作」技術を開発した。田植え1回で収穫量が2倍となることを試験で確認した。食味も1回目と2回目で大差なかった。試験品種は、高温に強く倒れにくい「にじのきらめき」が使用され、関東以西の温暖な地域で茨城県南部でも適用できる』ということだ。
当地にあって適用できるか否か分らないが、一筋の光明が見えて来た。
農業従事が体力的に年々厳しくなり、追い打ちをかけるように後継者不足はご多分に漏れず。
そんな中で「再生二期作」のニュースは朗報だ。
当地でも研究を進め、適合した品種を開発して頂きたいものだ。