ちんどん屋

　“ちんどん屋”のバンド練習をのぞかせてもらった。ギター；イシノ、ピアノ；ヤマネ、ベース；イノウエ、ドラム；ワタナベで、いずれも昼間は仕事をもち、楽器が趣味の世界の面々。
　曲目はシャンソン、クラシック、ポピュラー、演歌、ジャズ風…と幅広く１２曲ほどご披露頂いた。７カ月ぶりの練習の割には息もピッタリ。
　イシノギター教室の生徒も５人駆けつけ、右代表のモリタさんが飛び入りで、胸にしみるロマンティックなメロディで人気の高い名曲「ベサメ・ムーチョ」を見事に弾きこなした。
　２月２６日にギター教室の文化祭発表を控え、いい刺激になった。

　　　

小型血糖測定機

　先日の血液検査結果で血糖値が改善されたのを機に、小型血糖測定機グルテストエースＲ（アークレイ株式会社製造）でも、随時自分の血糖値をチェックしている。この機械は平成15年の父の日に二男からプレゼントされたもので、重宝している。

　この空腹時検査数値もかつては「155～133mg/dL」あったものが、この所「100mg/dL」を切り出した。その後も節制しているので期待して今日計った所、「169mg/dL」と出た。納得できないので10分後に、再度測定したら「126mg/dL」になった。いずれも高い数値だが、同条件下で「43mg/dL」も開きがあるのでは、果たしてどちらを信用したものか。

　かつて医者に尋ねたら「測定する間に血液が空気に触れただけでも数値に変化を及ぼす。注射器で採取した血液をしかるべき検査方法でやるのが一番」と言われた。

夢中の夢

　大学の入学ガイダンス時のこと。最近みた自分の人生の転機となるような夢の、しかもその背景の時節（春夏秋冬）に応じて、４グループに分かれてのディベートを課せられた。私は迷わず「春」を選んだ。

　私は大学に入学した当初から、描いていたキャンパスライフと現実とのギャップに失望して、大学を辞めたい気持ちがくすぶっていた。今で言う“五月病” も手伝って。が、どうにか乗り切った。
　ところが２回生に進級した５月の初めに、またもや大学を辞めたい気持ちが再燃、とうとう前期試験を中途でボイコットして帰省した。
　結局は家族（特に祖母）、ルームメイト、親戚などから慰留されて思い留まった。学校に舞い戻り、続きの試験を受けて現在の私がある。青春時代のほろ苦い思い出だ。

　後日談になるが、帰省期間中棒にふった英語の試験は、後期で挽回しようと満点を目指して必死で頑張った。そのお陰かある先生から、事情を察してのことかどうかは知らぬが「優」をいただいた。仮に百点だったにしても「可」がせいぜいのはずだが。未だに真相は謎だ。

　実は冒頭のガイダンスは明け方みた夢の話、後段の試験ボイコットは実体験である。私のみる夢はいつもリアルであるが、今朝の夢に限れば時間経緯からみて明らかな矛盾がある。夢の中でみた夢の話だけに少しややこうしい。

後ろ髪

　朝、雪花が散りだしたので、昼前には帰途につくつもりでいた。ところがいざその段になると倅夫婦のさりげない気遣いに引き止められ、同時に孫との別れに後ろ髪を引かれる思いに駆られた。
　阪急西宮北口駅の「アクタ西宮」へ出掛けることにした。阪神・淡路大震災後、西宮市の土地区画整理事業の推進地区となり、建設された地上18階立ての再開発ビル。このビルの中にあるアカチャンホンポをのぞく。もちろん孫のためのショッピング。
　駅南東部の旧西宮球場跡地には、2007年に阪急百貨店を核とする大型ショッピングセンターの開業が予定されている。

孫の料理

　昨日の今日なので意識的にスピード控えて一般道を走った。それでも所要時間はいつもとさほど変わらず、芦屋の義弟宅には２時間半で着いた。普段も大してスピードを出していないと言う事か。義弟の元気な姿に安堵し、ちょっとお茶して別れる。

　芦屋から２０分ほどで甲子園の倅宅へ。１歳半の孫に会うのは正月以来で１カ月ぶりだが、随分と知恵がつき、所作・喃語の一挙手一投足が愛らしくて家内共々メロメロだ。
　大型商業施設・ららぽーと甲子園へ出掛けた。お目当ては孫のためにマザーグースの森店の野いちご・木のおままごとシステムキッチンセット。木製ハンドメイドの温かみの伝わってくるものを品定めしてから求める。
　孫はすっかりお気に入りの様子で『野菜を洗って、フライパンで煮たり、ヤカンでついだり』と、料理に夢中だ。
　いつもは慌しく日帰りのところ、今回は言葉に甘えて久々の泊まりを決めていたので、ゆっくりと夜は鍋を囲んだ。持参した備前米と鮮魚が大うけで舌鼓を打った。